機略重鈍 黒田官兵衛 †
声:小山力也 武器:鉄球
秀吉の下にいながらも虎視眈々と天下を狙っており、
あからさまな野望を危険視した石田三成により南の地に追いやられた。
優れすぎる慧眼を持つものの、これを遥か飛び越える運の悪さで全てが
ことごとく裏目に出るという星の持ち主であるにもかかわらず、
暗い穴倉の中から懲りもせずに動き出す。
- 特徴
攻撃力・体力が高く、攻撃速度・移動速度が遅めの典型的なパワータイプ。
宗茂や忠勝と同様に、攻撃を喰らっても後退するのみで決して浮かない性質を持つ。
手枷についた鉄球の挙動により、ジャンプ着地の際に隙(回避である程度軽減可能)が発生する。
このため、移動速度の遅さをダッシュジャンプ連発で補う事が難しい。
騎乗攻撃の出が早く強力なので、馬があるステージなら積極的に活用していきたい。
また、「災い転じて」を上手に使いこなせば進軍速度は大幅に上がる。
遠距離攻撃を持たないため、飛び道具には滅法弱い。
特に高難易度の鶴姫・孫市は天敵と言ってもよく、接近する事すら難しい場合もある。
ダッシュ時は接触したつづらを壊したり、中立陣を占領することが出来る。
「3」からの変更点 †
- 「災い転じて」が空中発動可能に
- 専用装具に固有技、固有奥義、空中特殊攻撃の回転数増加効果が追加
- 「滅多矢玉」発動中に別の固有技や固有奥義が出せるように
- 「厄当たり」の回避キャンセルが1・2段目からも可能に
基本テクニック †
通常攻撃・固有技ともに広範囲だが、出が遅く攻撃後の隙も大きい。
ただし、攻撃後の硬直は全て回避でキャンセルでき、回避から通常攻撃や一部の固有技を出すと、通常より素早く技を繰り出すことができる。
さらに、通常攻撃や「厄玉蹴り」から固有奥義を出すと、回避から出すよりも早く技を繰り出す事が出来る。
鈍重で使いづらいように見える官兵衛だが、回避キャンセルや固有技キャンセルを駆使することで移動以外は特に不自由なく使うことができる。
通常攻撃ボタン長押しで出せる回転攻撃である「本厄回り」は通常攻撃の途中でも出せる。
回転中にもう一度通常攻撃ボタンを押せば、鉄球の振り落とし攻撃でキャンセルできる。
5回程(通常攻撃最終段の前に回り続けた場合は7回程)回転すると目を回すモーションが入り隙が出来てしまうので、4回転目で止めておくとよい。
目を回してしまっても、すぐに回避を行うことで隙を無くすことが可能なため、あわてずに回避行動を取ろう。
最悪、回避出来なかったとしても鉄球がまだ動いている時は当たり判定が残っているため、武将以外には邪魔されにくい。
ジャンプの着地の隙も、ある程度は回避でキャンセル可能。
空中特殊攻撃はボタン長押しで回転数が増え、通常攻撃長押しのような混乱もしないのでおススメ。
- 対雑魚
通常攻撃→「厄当たり」と繰り返しているだけでいい。
「厄当たり」の使用後の隙は通常攻撃でそのままキャンセルできるので、いちいち回避する手間も省ける。
また、「本厄回り」が広範囲で多数の敵を巻き込めるので適宜使用していくといい。通常攻撃1段目からの長押しは「黄金の鉾」の効果も付く。
- 対陣大将
難易度「難しい」までなら「滅多矢玉」。難易度「究極」以上だとのけぞらなかったり弾かれたりが多くなり使いづらい。
この場合、陣大将を正面に捉えての「厄玉突進」(長押し)→後方回避→回避からの「厄玉突進」(長押し)が比較的早く倒せる。
また、陣から少し離れて周辺の雑魚と通常攻撃で戦っていると、いつのまにか陣大将の体力がかなり減っていたりする。
安全にいくなら「厄当たり」も有効。陣大将の攻撃範囲外から確実に当てることが出来る。
- 対武将
追加入力のタイミングに若干の慣れが必要だが、「穴倉落とし」が強力。
しかし動作中は隙だらけなので、武将を含む集団戦や武将2人以上との同時対戦でヒットさせることは難しい。
角に追い詰めての「滅多矢玉」も非常に強力。全段ヒットすればかなりの大ダメージを与える。
- 対からくり
「本厄回り」か「滅多矢玉」が有効。
ただし、これらの攻撃が特別有効というわけではなく、
背後に回り込むのが手間取ることもあるため、どうしても時間はかかる。
からくりとの戦闘があるステージでは「からくり殺しの印」の装備を推奨。
おすすめコンボ †
- 「厄玉突進」(長押し)→「滅多矢玉」→「厄玉蹴り」(長押し)〜以下ループ
重量級以外の武将に有効で固有奥義を選ばない基本コンボ。高難易度の場合「滅多矢玉」の直後に抜けられやすい。
そのため「滅多矢玉」の後は少し様子を見て、受け身を取らないようなら「厄玉蹴り」でコンボを継続し、
受け身を取られたらバサラ技を発動される確率が高いので後方回避を繰り返して距離を取るといい。
- 「厄玉突進」(長押し)→「厄玉蹴り」(長押し)→「穴倉落とし」(全段)〜以下ループ
重量級・大谷吉継以外に有効。慣れが必要だが難易度問わず大ダメージが狙えるコンボ。
専用装具があれば「厄玉突進」と「穴倉落とし」のダメージが大きく上がるため装備推奨。
「穴倉落とし」の後に抜けられやすいが、相手と距離が空くので反撃は受けにくい。
おすすめ装具 †
動きが遅いため「愚か者の法」のリスクは高い。
属性付き武器を使用するなら、「厄玉突進」と空中特殊攻撃の与ダメージ量は若獅子<三桜となるので、これらを中心に戦うなら後者が優先される。
また、黒田官兵衛に限らず難易度「婆裟羅」では防御特化(「清正の虎皮」「黄金の老亀」×5)でも、ごく一部の攻撃以外はスーパーアーマーが付かないので覚えておこう。
- 「機略重鈍」「愚か者の法」「水晶の髑髏」+「黄金の三桜」or「黄金の若獅子」×3
技後の回避に攻撃判定をつけられることと、回転数の増加が単純に火力補強に繋がるため、専用装具はほぼ必須。
移動は「厄玉突進」の距離が伸び、そこまで遅くはないので固有奥義は「穴倉落とし」か「厄は道連れ」。
雑魚は「本厄回り」や「厄は道連れ」で殲滅、陣大将は「厄玉突進」(長押し)で一撃、
武将は「厄は道連れ」→後方回避×2→「厄玉突進」(長押し)のループ(難易度「婆裟羅」でも可)でかなり削れる。
- 「愚か者の法」「清正の虎皮」「黄金の老亀」×4
火力こそ控えめだが強引に攻めていけるので戦いやすくなるだろう。
ただし攻撃力を全く強化していない場合、「愚か者の法」だけでは「滅多矢玉」がフルヒットしないので注意。
- 第5武器+「黄金の若獅子」×6
攻撃力を強化していなくても「滅多矢玉」がフルヒットするようになる。
「穴倉落とし」が効かない忠勝などを相手にする際にはこちら。
主力が「滅多矢玉」となるので、固有奥義は「災い転じて」で進軍速度を上げるといい。
- 「黄金の鉾」×6
通常攻撃1段目から出した「本厄回り」は鉾の効果を受ける。雑魚掃討・陣大将撃破・対からくりにおいて非常に有効。
しかし、高難易度の武将相手にはなかなか当たらない上に、武将戦用の「穴倉落とし」の威力は上がってくれない。
一応、「愚か者の法」と組み合わせて使えば「穴倉落とし」の威力も上がるので、武将戦も対処しやすくなるが、動作の緩慢な官兵衛ではリスクも大きい。
専用装具 †
- 「機略重鈍」
- 回転技使用時の回転数が大幅に増加する。さらに回避時に爆弾を自動設置。
また「災い転じて」の高速移動時に正面から壁にぶつかっても跳ね返るようになり、行動不能にならなくなる。
爆弾は設置してから約2秒後に爆発し、周囲に炎属性の爆風をまき散らす。
その爆風は高難易度の武将にもガードされることがないので、それを利用してコンボの起点を作ることが可能。
敵武将が近付いてきたら後ろに回避して目の前に爆弾を1つ設置し、ガードを固めて待つ。
相手に爆風が当たったらすかさず吹っ飛んだ方向に回避で回りこみ、
「厄玉蹴り」(長押し)または「厄玉突進」(長押し)を当てることでそのままコンボにつなぐことができる。
受け身を取られることも多いが、失敗してもすぐに仕切り直せるためリスクは小さい。
専用装具と相性の良い「残像足袋」を装備しておくとより安全に行える。
なお同時に設置できる爆弾は3個まで。どれほど高速で回避しても、爆発で減らない限り3個以上の爆弾は設置できない。
回転数が増加する技は以下の通り。
- 「本厄回り」で目を回すまでに回転出来る数
- 空中特殊攻撃の長押しによる回転数
- 「厄玉突進」の長押しによる回転数、それによる突進距離とヒット数の増加
- 「穴倉落とし」の追加入力の回数(最大20回)
固有技能 †
- 回避キャンセル
あらゆる技後の硬直を回避でキャンセルすることが可能。
隙の大きい官兵衛にとって欠かせない動作。
固有技 †
本厄回り †
PS3「□長押し」/Wii(クラシック)「y長押し」/Wii(リモコン)「A長押し」
初期習得
通常攻撃ボタン長押しで鉄球を振り回し、広範囲攻撃を行う。
ボタンを押している間は回り続けるが、5回転すると目を回して一定時間行動不能になるため4回転までで止めておくとよい。
厄玉蹴り †
PS3「△」/Wii(クラシック)「x」/Wii(リモコン)「B」
初期習得
鉄球を真上に蹴り上げる技。固有技ボタン長押しで叩きつけが発生。
長押し後に「厄玉突進」や「滅多矢玉」に繋げるのがお勧め。
厄玉突進 †
PS3「十字ボタン+△」/Wii(クラシック)「十字ボタン+x」/Wii(リモコン)「スティック+B」
初期習得
鉄球を前方に蹴り飛ばす技。固有技長押しで鉄球ごと回転突進する。
官兵衛の中では一番汎用的に使えて便利な技。
長押し発動を繰り返した時の移動速度はダッシュとほとんど変わらないので、攻撃判定のある移動手段として使える。
逃げる敵の足を止めたり、遠距離攻撃兵の駆逐など、通常攻撃よりも便利になる場面も少なくはない。
陣大将相手にも有効。難易度「婆裟羅」でも反撃させずに制圧出来ることも。
ダッシュ・回避・通常攻撃・「厄玉突進」以外の固有技から出すことで発生が速くなる。
また、短押しした場合は鉄球が相手に当たった瞬間、長押しした場合は鉄球が地面に着く瞬間に、
どちらも相手のガードを崩す効果がある。
厄当たり †
PS3「R1」/Wii(クラシック)「R」/Wii(リモコン)「A+B」
Lv5
鉄球を殴り周囲に衝撃波を発生させる技。
効果範囲がかなり広く、見た目では衝撃波が到達していない距離の敵にもヒットする。
回避・固有技・固有奥義・通常攻撃によるキャンセルが可能。
4段目で周囲の敵を前方にかき集めるので、そこから各種固有技や通常攻撃によるキャンセルで追い撃ちをかけたり、
回避キャンセル→回避からの通常攻撃で拾うといい。盾持ちや銃兵などが並んでいるような場所でも便利。
通常攻撃・「本厄回り」・「厄玉蹴り」・「滅多矢玉」から出すと予備動作をキャンセルできる。
ちなみに、PS3とWiiのクラコンでは、通常攻撃ボタンと固有技3ボタンをほぼ同時押しする(正確には通常攻撃ボタンを少しだけ早く押す)と、通常攻撃1段目の予備動作をキャンセルして「厄当たり」を出す形になるため、普通に出すより早く技を出せる。
PS3版なら□+R1→回避→□+R1→回避→…と繰り返すことで「厄当たり」を素早く連発できる。
滅多矢玉 †
PS3「L1+△」/Wii(クラシック)「L+x」/Wii(リモコン)「Z+B」
Lv10、Lv25、Lv40
鉄球で前方を殴りまくる技。
攻撃中に通常攻撃ボタン入力で殴る回数が増加。レベルアップで最大攻撃回数が増加。
属性のついていない状態であれば壁に追い詰めずともフルヒットさせることが出来るため、「穴倉落とし」を使わないときに便利。
仰け反り値が高いため、さほど攻撃力を上げなくても敵が怯むのも魅力。
通常攻撃・「本厄回り」・「厄玉蹴り」・「厄当たり」から出すと素早く発動できる。
固有奥義 †
PS3「R2」/Wii(クラシック)「ZR」/Wii(リモコン)「Z+A+B」
穴倉落とし †
Lv20
敵を掴んで、ジャーマンスープレックスからの回転パイルドライバーを出す技。
地面に叩きつける瞬間に通常攻撃ボタンを押すとジャーマンの回数が増加する。最高で10回まで。
ボタンの入力のタイミングは飛び上がって叩きつけるフィニッシュの時ではなく、最初のジャーマンの際に官兵衛の体が光る瞬間。連打では出ないのでタイミング良く入力しよう。
忠勝やからくり、動物などは掴めない。
範囲内に掴める敵がいない場合は周囲の敵を引き寄せる竜巻が発生し、竜巻に当たった敵はわずかな時間行動不能になる。
官兵衛の硬直はすぐに解けるので、竜巻に当たっている相手に攻撃を重ねる事や、竜巻で回り終えた敵を再度掴む事も可能。
災い転じて †
Lv30
鉄球と共に移動する技。空中発動可能。
回転中に通常攻撃で軽くジャンプし方向転換、固有技で高速回転して速度が上昇する。
回転が遅くなると解除される。高速回転時は壁に激突すると大きなスキができるので注意。
回転中は雑魚の銃弾等を弾くので、鉄砲兵が多くいる場所も強引に突破することができる。
ちなみに、敵を吹っ飛ばさずに連続で攻撃できる敵(カラクリや馬に乗った小十郎)に回転攻撃を当てるとゴリゴリ削ることができる。
厄は道連れ †
Lv50
官兵衛の真上から爆弾が落ちてきて自分もろとも敵を巻き込む技。
爆弾が落ちてくると周囲の敵が恐慌状態になり尻もちをつく。武将でも短時間跪くので、当たる確率が高い。
また、吹き飛んでいる官兵衛にも当たり判定があり、空中で方向転換が可能。
高難易度では発動時に武将はガードを固めてしまうが、爆発はガード不可なのでそのまま強引に当てることができる。
この技は官兵衛が苦手とする鶴姫・孫市など飛び道具持ちの武将に対して特に効果的。
ただし周囲に雑魚がいるとほぼ確実に邪魔されるため、事前に「厄当たり」や「本厄回り」で一掃しておくといい。
着地後の硬直は回避キャンセルが可能で、着地してすぐ後方回避→「厄玉蹴り」(長押し)と繋げば追撃しやすい。
バサラ技 †
通常:「小生もやれる! おぼつかん・・・」
究極:「陥ちろ流星!鎖を断てッ! 高望みだったか・・・」
鉄球を力の限り振り回して巨大竜巻を起こす。
一度でもヒットすれば敵を上空の竜巻に巻き込んでしまうため、途中で逃げられたり、外したりすることなく安定したダメージが望める。
攻撃範囲は全周に及ぶが、範囲は思ったほど広くなく、移動速度も遅い為、狙う目標がある場合にはしっかり接近して発動しよう。
技の最後に敵を派手に飛び散らせつつ雄叫びを行うのでその後の追撃は少しやりにくくなる。
武器 †
各武器の最大攻撃力、装具スロットについては装備を参考にして下さい。
名称 | 説明 | 属性 | 固定装具 |
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鉄戒 鉄丸 (てっかい くろがねまる) | 黒田官兵衛の基本武器 | - | - |
石戒 剣岳 (せっかい つるぎだけ) | 攻撃時に確率で風属性効果が付加される 武器に属性を付与する | 風 5% | 六神の数珠 |
鉄戒 土門 (てっかい どもん) | バサラゲージがたまりやすい武器 敵を一体撃破するたびに、経験値に+5石のボーナス | - | 経験のかんざし |
鉄戒 天元 (てっかい てんげん) | 攻撃時に確率で風属性効果が付加される 武器に強烈な属性を付与する | 風 10% | 六道輪廻図 |
出塊 剣球 (でっかい けんだま) | 何度やっても成功したためしがない バサラ富くじ入手率上昇 日本遊戯無効 | - | バサラくじ引換券 |
鉄戒 鉄丸・無銘 | 基本性能が低めである代わりに、 1Pと2Pで同時に装備すると武器攻撃力が2倍に | - | 共振の双振り |
鉄戒 鉄丸・山吹 | 山吹色に輝く武器 装具による強化は一切できない 取得した玉手箱や武具が豪華になる 日本遊戯無効 | - | 山吹 ※スロット無し |
小ネタ †
- 第弐衣装の背中に書かれている「陸肆伍壱」は漢数字で、右から読む。1546年、黒田官兵衛公の生まれ年である。
- 「戸次川の戦い 三英雄編」ではザビー教信者のジョシー黒田として登場。
洗礼名のジョシーは、史実における出家後の号名「黒田如水」から来ていると考えられる(実在の黒田官兵衛はキリシタン大名で、"ドン・シメオン"という洗礼名も持っていた)。
- ちなみに、陣羽織の背中の模様が「雨粒を滴らせる雲」であるのも「如水」をイメージしたものであると、『3』のコンプリートワークスで触れられている。
- 運の悪さや穴倉送りにされたという設定は、史実における官兵衛が信長の傘下であった頃、直接の主君が信長に謀反を起こしたため説得に向かったところ捕えられてしまい、
1年近く劣悪な環境の牢に閉じ込められた上、信長からは一時寝返ったと誤解されてしまったことから来ていると思われる。
- なお、その監禁生活の影響によって頭に醜く爛れた跡が残り、左足にも障害が残ったと言われており、戦国BASARAにおける官兵衛の目元が隠れた髪型はそれが元になっていると思われる。