(編集中)
 <2回目>
メルファ「♪〜」

ジャン 「…歌ですか……。
    僕は、聖歌や賛美歌とかは
    あまり詳しくないんですけど…」

メルファ「あ、ジャンさん…
    …でも、これは普通の歌ですよ…?」

ジャン 「そうなんですか?
    …でも、そんな感じに聞こえましたよ?」

ジャン 「…メルファさんが歌うと、なんでも
    聖歌や賛美歌に聞こえてくるから不思議だな…」

メルファ「で、でも私は…歌うのが好きなだけです。
    実は…聖歌とかは得意じゃないんです。」

ジャン 「そんなことないと思います!
    聞いてて…なんか癒される感じがします。」

メルファ「…ありがとう。
    そういってもらえると、嬉しいです…
    ……そういえば、ジャンさん…」

ジャン 「は、はい?」

メルファ「すべての人にとって…
    一番癒される歌って、なんだかわかりますか?」

ジャン 「う〜ん…好きな人の歌声とかですか?」

メルファ「それには違いないんですけれども…
    具体的に、どんな人のどんな歌かわかりますか?」

ジャン 「ごめんなさい、そこまでくると…」

メルファ「子どもの頃…お母さんやお婆さんに、
    ゆりかごの中で聴かされた子守歌…
    なんだそうです。」
    「不思議なもので…
    子どもの頃…眠る前に歌ってくれた歌って、
    いつまでも覚えてますよね…?」

ジャン 「そうですね…母親のことを思い出すと、
    いちばん最初に浮かぶのは、
    僕に子守歌を歌ってる姿ですね…」

メルファ「街を歩いていると時々、お母さんが
    子どもさんに、子守歌を歌ってあげている…
    「そんな光景に出会うことがありますね。
    そういう時のお母さんたちの声……
    本当に素敵です…」
    「私も、あんな風に歌ってみたいです。
    お母さんになれば、誰でもあんな風に
    歌えるものなのでしょうか…?」

ジャン 「…それはわかりませんけど……」

メルファ「……そういえばジャンさん…
    子どもはお好きですか?」

ジャン 「え!? だ、誰との子どもですか?」

メルファ「だ、誰との…じゃなくて……
    子ども全般…ということなんですが…?」
    「……あの…ジャンさん?
    何か変なこと考えてませんか?」

ジャン 「い、いえ! そ、そんなことはないですっ!」

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 <3回目>

メ「ジャンさん、強さってなんでしょうね?」

ジャン 「……あの…メルファさん?ナナエルさんに、
    ヘタレ呼ばわりされてる僕にとっては、
    酷な質問かと……?」

メルファ「あ! ご、ごめんなさい!
    そういう意図はないんです。
    ジャンさんの持つイメージで…」

ジャン 「…そうですか………う〜ん、難しいなぁ。
    確かに、一緒に戦って下さってる皆さんは
    強いのはわかりますし…」
    「お嬢様は、ぜんぜん足元にも及ばないと思ってます。」

メルファ「いえ、あの……
    強さというのは、必ずしも腕の優劣や、
    力の強弱だけではないと思うんです…」

ジャン 「確かに、術とかもそうですよね。
    僕もヒーラーとしては弱い部類だし…」

メルファ「……いえ…すみません。
    そういう事でもなくて…
    『心の強さ』って、考えたことありますか?」

ジャン 「『心の強さ』…ですか?」

メルファ「そう…大きくても小さくても、
    何かをするために動き出す勇気です。
    自分が決めたことのために…」
    「…たとえそれが、古くさい因習や
    他人にとってはどうでもいいこと…
    そんなものだったとしても……」
    「それを成し遂げるために、
    他人の視線や声を振り払う心。
    その強さがないと…」

ジャン 「確かに…美闘士の皆さんも、
    目的や信念をもって戦ってるし…」
    「目的を果たすためなら、
    いつか、クイーンズブレイドの会場で
    戦うかも知れない相手と組んで…」
    「自分の手の内をすべてさらけ出して、
    共闘していますね。
    それは、すごいと思います!」

メルファ「……それにひきかえ…私は…ダメですね…」

ジャン 「え? メルファさんも十分強いと思いますよ?」

メルファ「…ジャンさん……
    たぶん私は、あなたが思っているほど
    強くありません…だって……」

ジャン 「そんなことありませんよ!? すくなくとも、
    僕なんかよりずっと意志も固いと思いますし…」

メルファ「…でも、一つだけ私には強さが欠けているんです…
    それを打ち払わないと、きっと…」

ジャン 「メ、メルファさん?
    なにかあったんですか?」

メルファ「いいえ、ちょっとだけ……ごめんなさい。
    ただ、変な女と思って欲しくないんです…」

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