剣竜鬼

暫定的に"剣竜鬼"のデフォルト名"ステラ"で載せる事にします。

第一回

ステラ:
…はぁ…まったく、
やんなっちゃうわ…

なんで私がこう、
どこの誰ともわからない連中と
頻繁に戦わなくちゃならないのよ…

私はただ…素敵な出会いを
求めているだけなのに…
それが敵だったら意味ないじゃない…

ジャン:
…はぁ…いつも思うけど、
仲間内で男が僕だけなのはなぁ…

たまに会話に入りづらい時もあるし、
そういう時はどうしようもなく、
肩身が狭いよ…

ステラ:
…ちょっと、あんた!
そこで何してんのよ?

ジャン:
えっ? あれ、ステラさん、
こんなところでどうしたんです?

ステラ:
それはこっちのセリフよ!
質問してるのはこっちでしょ!

ジャン:
いや、僕はちょっと、
寝る前に涼もうかと思って…

(…女性陣の会話の輪にいるのが
つらくなって、外に逃げてきただけなんて、
言えない…)

ステラさんも、涼みに来てたんですか?

ステラ:
そ、そうよ…それに、
私がここにいることなんて、
どうでもいいでしょ?

ジャン:
…そっちが聞いてきたから、
こっちも聞いてみただけなのに…

いちいちツンツンしてたら、
もったいないですよ? ステラさん、
せっかくそんな可愛いのに…

ステラ:
な、何よ?
急に持ち上げたりなんかしないでよね?
わざとらしい…

ジャン:
持ち上げたつもりも、
冗談で言ったつもりもないですけど…

普通に笑顔で挨拶されたら、
みんなイチコロだと思いますよ、僕は。

ステラ:
……!?

ジャン:
…あれっ? ステラさん、
どうかしました?

ステラ:
な、なんでもないわよっ!
少し考えごとしてただけよ!

ジャン:
そうですか?
それならいいんですけど…

ステラ:
ふ、ふんっ!
あんたに見え透いたお世辞言われても、
全然、嬉しくなんかないんだからねっ!

それに…私が少し本気を出したら、
誰だって最初から
イチコロなんだからっ!

そんなわかりきったこと、
あんたが言わなくたって、
知ってるわよ…

ジャン:
えっ、あっ…そうですか…
なんか、変なこと言っちゃって
すみません…

(…その割に、
顔が少し赤いんだけど…ステラさん、
照れてるってことでいいのかな?)

ステラ:
何、人の顔を見て、ニヤニヤしてるのよ?
気持ち悪いわね…

そんな間抜け顔で私のこと見ても、
笑ってなんかあげないわよ…

第二回

ステラ:
…んっ…いち、にっ、さん、しっ…
よいしょっと…

まったく…寝床が狭いと、
外でこんなこと
しなきゃいけないじゃないのよ…

あ〜あ…後でお風呂に入らなきゃ…

ジャン:
あれ? ステラさん?

ステラ:
…何見てんのよ?

ジャン:
いや、そんなところに座ってるから、
何してるのか気になって。

ステラ:
あんた、見て分からないの?

ジャン:
いくら何でも、こんな場所で
野宿はちょっと…

ステラ:
柔軟に決まってるでしょ! 柔軟!
あんた、バッカじゃないの?

ジャン:
ああ、そういうことですか。
僕もまさかとは思ったんですけど。

でも何で、
柔軟なんてしてるんですか?

ステラ:
怪我の予防もあるけど、
これやっておくと、太りにくくなるのよ。

あんたも何かと戦ったりしてるんだから、
それくらい知っておきなさいよ。

ジャン:
そうですね。ありがとうございます、
覚えておきます。

怪我の予防に…太りにくくなると…
ステラさんはそれ、
毎日やってるんですか?

ステラ:
そうね。一応、やってるわよ。
それが何?

ジャン:
…い、いえ、それでステラさん、
スタイルが抜群なんだなって思って…

ステラ:
ちょ、ちょっと!? 何よそれ!?

こ、このスケベ! 変態!
どこ見てるのよ!!

ジャン:
えっ!? い、いえ、ただちょっと
感心しただけなんですけど…
何かマズかったですか?

ステラ:
あんたがそうやって、
いやらしい目付きで私の体を
舐め回すように見てるからよ!

ジャン:
何でそうなるんです!?
僕、そんな風に見てないのに!?

ステラ:
ウソ言わないで!
私はだまされないわよ!!

さっきから、ジロジロジロジロと…
私の胸とかお腹とか、
お尻とか見てたくせに…っ…!

ジャン:
だっ、だから!
変な風には見てませんってば〜!

ステラ:
『変な風には』、って、
しっかり見てるんじゃないの!!

ジャン:
誤解です!
いやらしい気持ちでなんか
見てませ〜ん!!

第三回

ステラ:
…ふぅ…さっぱりした…
なかなかいい湯だったわね…

ジャン:
あれ? ステラさん?
なんか髪がしっとりしてますけど、
お風呂にでも入ってたんですか?

ステラ:
そうよ。それで少しだけ涼んでるのよ。
何か文句あるの?

ジャン:
いいや、文句なんてないです。ただ…

ステラ:
…ただ…何よ?

ジャン:
風呂上りでしっとりした髪が、
ちょっといいかなー…なんて。

その髪型も、なんかすごく
似合ってるなー…とか。

ステラ:
…あんた、私の髪とこの髪型に
目を付けるだなんて、
結構見所があるわね。

ジャン:
そうですか? あ、でも、最近、
まわりが女の人ばかりだから、
それで目が鍛えられたのかも?

あれ、よく見れば、
その髪飾りなんか
可愛らしい感じですね?

ステラ:
へぇ〜っ。
いいところに
目を付けるじゃないの。

これはね、私の髪型の維持にも、
一役買ってるのよ。

ジャン:
そっか〜。そういう風にも
なってたんですね〜。だから、
その髪型が可愛くなってるんだ…

ステラ:
…そ、そうよ。この髪型、
ちょっと子供っぽいかもしれないけど、
私のお気に入りなんだから…

…それに、こう髪が長いと…
綺麗にお手入れするのも、
結構大変なんだからね?

ジャン:
なるほど。可愛くなるには、
地道な努力が必要、
ということですね?

ステラ:
そうなのよ! ちょうどいいわ。
あんた、今から私の話を聞きなさい!

…というわけなのよ?
ちょっと、私の話、
ちゃんと聞いてるの?

ジャン:
聞いてますけど。…あの、ステラさん、
そろそろキャンプに戻らないと、
湯冷めしちゃうのでは。

ステラ:
バカね、あんた。そうしたら、
もう一度入ってくればいいだけじゃない。

ジャン:
じゃあ僕もそろそろ、お風呂に…

ステラ:
それで、さっきの続きだけど…

って、こらっ!
まだ話は終わってないわよ!

ジャン:
ええっ! まだ続くんですか!?
ぼ、僕もお風呂に入りたいんですけど…

ステラ:
話が終わったら、
ゆっくり入ればいいじゃない。

もっとも、まだまだ話足りないから、
当分、離してあげるつもりなんて
ないけどね。

ジャン:
そ、そんな〜〜〜〜〜っ!!

第四回

ステラ:
…う〜ん…次は
どんなのがいいのかしら…

丈を長くしたり、
ヒラヒラしたのでも付けたら
可愛くなりそうではあるわね?

思い切って、髪飾りと髪型も
服に合わせてみるのもアリか…

ジャン:
ステラさん、何です? それ。
ステラさんの似顔絵ですか?

ステラ:
…違うわよ…自分の格好を
どうするか、それをこうして描いて、
考えてるのよ。

ジャン:
どういう服を着るか、
とか、そういうことですか…?

ステラ:
そうよ。こんなところで
自分の似顔絵なんか描いたって、
面白くないに決まってるじゃない。

ジャン:
そうですか。でも、何で、ここで?

ステラ:
そ、そんなの…
他の誰かの前でやってたら、
恥ずかしいじゃない…!

ジャン:
そういうものですかねえ…

ステラ:
少なくとも、私にとってはそうなの!

私、『恐竜族』って古臭いイメージから、
卒業したいのよね。

だから私、新しい流行を
どんどん取り入れたいのよ。
そうすれば、ダサくなくなるでしょ?

それであんた、
他の世界の人間と
よく話したりしてるのよね?

ジャン:
まぁ、ほどほどに。

ステラ:
だったら教えなさい!
『キモノ』と『セイフク』って何よ?

ジャン:
…そ、それは…

ステラ:
あんなの、私の次元では
今まで1度も見かけなかったわ…

布地は何を使ってるの? 縫い方は?
どうやって作っているの?

あのヒラヒラしたスカートは何なの?
どこに行けば売っているのよ?

ジャン:
ちょ、ちょっと待ってください!
そんなにたくさん急に聞かれたら、
ワケがわかんなくなっちゃいます!

ステラ:
いいから、黙って今すぐ全部教えなさい!
秘密にしていたら、
タダじゃおかないわよ!

ジャン:
ひぇ〜〜〜〜〜っ!!
まずは僕の話を聞いて〜〜〜〜っ!!

第五回

ステラ:
来たわね、ジャン?
まったく、待ちくたびれたじゃない。

ジャン:
え? 待ってたって、僕のことですか?

ステラ:
そうに決まってるでしょ?
他に誰がいるって言うのよ?

ジャン:
はっ? まさか…

(…もしかして…僕に気があるん…)

ステラ:
ちょっとあんた、
今日もしっかり話に
付き合ってくれるんでしょうね?

ジャン:
…あ〜…そっちですか…
ですよね〜

ステラ:
はぁ? そっちって何よ?
あっちやこっちな話もあるわけ?

ジャン:
いえ、ないですけど…
っていうか、あっちやこっちな話って
何なんです?

ステラ:
どうでもいいわよ、そんなの。はい、これ。
今日も話が長くなると思うから、
先に渡しておくわ。

ジャン:
…? なんです? この包み。

ステラ:
夜食よ、夜食。
あんたのと私の分、
一応準備しといたのよ。

ジャン:
…ステラさん…

ステラ:
きゅ、急にお腹が空いたとか言って、
話の途中で帰られたら、
こっちが困るからよ…!

だから、しっかり感謝して食べなさいよ?
いいわね?

ジャン:
はい! ありがとうございます!

ステラ:
(…こっちも一応、まともな話し相手に
なってもらってること、
少しは感謝しているんだからっ…)

ジャン:
ん〜っ?
ステラさん、
今小さな声で何か言わなかった?

ステラ:
なっ、何でもない!
何でもないわよっ!
いいからそれ、早く食べなさいよ!

ジャン:
…さっき夕飯を食べたばかりだから、
今すぐにはちょっと…

第六回

ステラ:
今晩もちゃんと来たわね。
感心感心♪

ジャン:
…えっ…も、もしかして…
また、ステラさんの話を聞けって
ことだったりします…?

ステラ:
もちろんっ!
あんたに他の用事なんて、
あるはずないでしょ?

ジャン:
…そ、そうでしょうね…
ないでしょうね…とほほ…

ステラ:
それで、今回は夜通し話しても
大丈夫なように、
精の付くドリンクを持ってきてあげたわ。

はいこれっ、先に渡しておくわよ。

は、話に付き合わせてることへの
感謝も…入ってるんだから、
しっかり味わって飲みなさいよ?

ジャン:
…は、はあ…どうも…
もうちょっとしたら、
飲ませてもらいます…

ステラ:
これ、最近気に入っているのよね?
意外とおいしくて、元気出てくるし。

ジャン:
…あの、ステラさん?
この時間に一緒に話すのが
楽しいのはわかるんですが…

けど、そこまでする必要って、
別にないんじゃ…

ステラ:
何言ってるのよ?
そこまでするからこそ、
楽しいんじゃないの?

それにお祭りのときは、
みんなで一昼夜起きて
楽しんだりするでしょ?

私にとってこれは、
そのお祭りと同じくらい、
大事な時間だってことなのよ?

あんた、それくらい
わかってなさいよね?

ジャン:
…む、無茶言ってくれるなぁ…

第七回

ステラ:
そろそろ来る頃だろうと思ってたわ。

ジャン:
…ステラさん…
ここのところ、よく会いますよね…

べ、別に…あんたの来そうなところを
待ち伏せしていたわけじゃないわよ?

ジャン:
…はぁ…
ステラさんがそう言うなら…

(…本当は待ち伏せしてたんだ…)

ステラ:
さ、今日も私の話に
付き合ってもらうわよ?

ジャン:
…なんだかこの展開、
恒例になってきてる気がします…

ステラ:
…それじゃ…小腹も空いてきたし、
そろそろ夜食にでもしようかしら…?

あ、あんたは自分の分、
持ってきてるの?

ジャン:
持ってきてるわけないですよ!

今日はステラさんと会うだなんて、
思ってもみなかったんだから…

ステラ:
しっ、仕方ないわねぇ…
そういうことなら、
少しだけ恵んであげてもいいわよ?

ジャン:
いいんですか? もらっても?

ステラ:
…あ、味わって食べなさいよね?
それ…私の手作りなんだから…

ジャン:
!!!!?????
こ、これ…ステラさんが
作ってくれたんですか!?

ステラ:
…そうよ。何か問題でもあるの?

ジャン:
ち、ち、違うんです!
ただ、女の子の手作りの料理を
もらったのが嬉しくって…

(…ステラさんの手作り…
おいしそうだなぁ…)

(わざわざ作ったのを
僕にくれるだなんて…
ステラさん、もしかして…)

ステラ:
そ、そう…だったら、
余計にありがたがって食べることね…

ジャン:
は、はい! そうします!
それじゃ早速…いただきまーす!

ステラ:
…味の方はどうなのよ…?

ジャン:
もぐもぐ…うわっ!?
ステラさん、
これすごいおいしいです!!

ステラ:
そ、そう…この私が作ったんだから、
味が良くて当然よね?

まだまだ、たくさんあるから…
も、もっと食べていいわよ?

ジャン:
ホントですか!?
じゃあお言葉に甘えて〜!

ステラ:
欲張ってノド詰まらせないように、
気をつけなさいよ?

(…頑張って作った甲斐が
あったわね…うふふっ…♪)

第八回

ジャン:
ステラさん、
今度はとうとう最初から
呼び出してきたよ…

やっぱり、今回も夜通しでの
話になるのかなぁ…

あとできれば、
ステラさんの手作りの夜食、
今日も食べられるといいな…

(ここから妄想)

ステラ:
少し待たせちゃったかしら?

ジャン:
いいえ。僕も今さっき来たところです。

ステラ:
そう…ならいいわ…
あんたに聞きたいこと、
あるんだけど…

ジャン:
ぼくが知ってることで、
役に立てばいいんですが…

ステラ:
そんなの、
聞いてみないとわからないわよ!

それで…あ、あんた!
…私のこと、
いったいどう思ってるのよ…?

ジャン:
…ど、どういう意味?
急すぎて、よくわからないんですが…

ステラ:
ああっ、もう! じれったい!

私を一人の異性としてどう思ってるか、
って意味よ!

どう思ってるのか、
ちゃんと言いなさいよ!
言ってくれなきゃ、わかんないわよ…

ジャン:
も、もちろん好きですよ?
ちゃんとひとりの女の子として。

可愛いし、スタイルも良いから、
僕にはもったいないくらいです。

ステラ:
…じゃあ、そこまで言うなら…
ちゃんと責任取りなさいよ…

ジャン:
せ、責任って、どうすればいいの…?

ステラ:
そんなこと、
女のわたしから言わせないでよ…ばか…

(キスシーン)

ステラ:
やさしく…しなさいよ?
まだ、こういうの…慣れてないんだから

ちょっと、いつまで待たせるのよ
もしかして、キスのしかた、知らないわけ?
も〜、じれったいわねー

あんたのせいで、胸がドキドキしちゃうじゃない
どうにかしなさいよね

ん、んー
だ、駄目じゃないの
ますます、どきどきしちゃうわよ。
(現実)

ステラ:
……あんた、何してんのよ…

ジャン:
え? な、何って…?
今、ステラさんと
キスしたばかりじゃ…?

ステラ:
…私、あんたとは、
そんな関係になってないわよ?

ジャン:
そ、それじゃ…今さっきのは…

ステラ:
あんたの夢か、ただの妄想よね?
それもやたらといやらしい感じの。

けどっ…あんたが私を
どう思ってるか、それが確認できただけ、
良しとしてあげるわ…

ジャン、あんたもう、
すでに私にメロメロだってことよね?




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Last-modified: 2011-09-18 (日) 15:11:08 (2984d)