フリートーク(メデューサ系)
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Adverse Reaction
BONUS-1
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BONUS-3
BONUS-4
BracketName
DEATH TRAP
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哀・吸血姫
哀歓
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逢魔の女王
一縷の望み
炎を纏いし忍
覚醒(いんくルート)
覚醒(リリルート)
覚醒(舞ルート)
危険分子 排除命令
亀裂の先
究極のレシピ!?
虚数界・・・再び
恐怖!走るキノコ!?
鏡の国の…
琴音ちゃん
禁断の門
九尾の狐
剣竜鬼
呉越同舟
刻と世界の狭間
刻を制御せし者
混沌の加速
混沌の虚数界
策略と裏切り
参戦タイムテーブル
姉妹共感(アリスルート)
姉妹共感(アレインルート)
市場の対決
次元の亀裂
疾風迅兎
邪龍咆哮
周回要素
宿命の味バトル
巡り合う追跡者
女王よりの使者
女郎蜘蛛
勝負の真意
小ネタ・裏技
沼地の探索
照竜鬼
真の災厄
真鏡名ミナ
神殿の秘宝
数奇なる遭遇
赤銅の人形遣い
折れた心
絶対強者
千載一遇
双角鬼
追跡者
天から降ってきた剣客
謎のかけら
謎の発光体
汝の求めしものは…
二人の決意
虹原いんく
博物館の攻防
迫撃! 沼地の三人娘
悲しみと共に…
不思議な国の異邦人
不知火舞
服部絢子
覆ミツ盆に返らず
閉ざされた心
宝石
本スレテンプレ
本編攻略
摩訶珍味
魅惑のレシピ
密林の守護者
夢の帝国
冥土よりの使い
柳生十兵衛
夕暮れに舞う鶴
雷雲の将…再び
絡みつく孤高の刃
涙の破片は星々の光
蠢く影(ランシェルルート)
[[メデューサ]] 暫定的に"メデューサ"のデフォルト名"メリッサ"で載せる事にします。 #contents *第一回 [#i839ef7e] メリッサ: はあ…私って、 どうしていつも… ジャン: ふんふんふ〜ん 今日のご飯は何かな〜…って、 あれはメリッサさん? どうしたんだろう、溜息なんかついて… …おーい、メリッサさーん。 メリッサ: …!? ひっ!? ジャンさん!? ジャン: ど、どうしたんですか、 そんなに驚いて… 僕の顔に何かついてます? メリッサ: い、いえ… えーと、その、あの… ジャン: さっき、ひとりでため息をついていた みたいですし… 僕で良かったら相談に乗りますよ? メリッサ: あ、いえ、そんな… ジャンさんにご迷惑をかけるわけには… ジャン: 迷惑だなんて水臭い。 僕たちは仲間じゃないですか! 悩みがあるなら言って下さいよ。 メリッサ: ジャンさん…! あ、ありがとうございます! (ぺこり) ジャン: いえいえ、そんな…はうっ!? (メリッサさんがお辞儀をすると、 豊満な胸の谷間が強調されて… こ、これはすごい!) メリッサ: …? ジャンさん!? どうされました? ジャン: あ、いえいえ! と、とにかく僕、おっぱ…じゃない、 メリッサさんの力になりますよ! メリッサ: そ、そうですか…? でも、ジャンさん、なんだか目が ギラついているのですが… ジャン: これはやる気の表れなので 気にしないでください! メリッサ: は、はあ… で、では、また今度、相談に 乗ってください… 今日はこれで失礼します… ジャン: あっ、メリッサさん!? …うーむ、なんとなく避けられて しまったかな? メリッサさんはすごく内気そうだし、 心を開いてもらうのは大変かも… でも、悩んでいるなら力になりたいな。 下心を抜きにしても、彼女の力に なれるようがんばろう! *第二回 [#t473e8e5] ジャン: えーと、メリッサさんはどこに… たぶん、人気のないところにいると 思うんだけど…あ、いた! さがしましたよ、メリッサさん。 どうしたんですか、木の陰なんかに 隠れちゃって。 メリッサ: …えっ? ジャンさん? 探されていたって…私を? ジャン: はい。メリッサさん、すぐに1人に なっちゃうから探すのたいへんでしたよ、 ははっ。 メリッサ: あ、そ、それは… ごめんなさい… ジャン: いえいえ、そんな。 メリッサさんは何も悪くないですよ 僕の勝手なお節介ですから。 メリッサ: …それで、私になんの ご用があったんですか? ジャン: あ、いえ、ご用というほどではないんですが… メリッサさん、なんだか悩んで いたようだったので… 何か僕でも力になれることが あるかな? と思いまして。 メリッサ: …ジャンさん… そんな、私なんかのために… ジャン: 私なんか、なんて言わないでくださいよ。 メリッサさんは僕にとって大切な 仲間なんですから。 メリッサ: ジャンさん… ジャン: さあ、メリッサさん。 そんなにうつむかないで… メリッサ: そ、そんな。 ジャンさん、いけません… ジャン: 照れているんですか? 平気ですよ、メリッサさん。 さ、僕の目を見て… メリッサ: ああ、ジャンさん、 いけません、いけません… ジャン: …メリッサさんって、 綺麗な瞳をしてるんです… …ひぐぅっ!? (か、体が、動かない…? これはもしかして…石化!?) メリッサ: ああ…やっぱり… …ジャンさん、ごめんなさい、 私、私…うぅっ…! ジャン: (あっ、メリッサさん!? 大丈夫です! 僕なら怒ってないから… …だめだ、声が出ない…!) (…そうか。メリッサさんは この体質をきにして、他人に 近づかないようにしていたんだな) (別にわざとじゃないんだし、 そんなに気にすることないのに…) (…よし! どうにかして 僕がメリッサさんの心を 開かせてあげよう!) (…………) (…でも、帰ってしまう前に せめて僕の体を元に戻して…) *第三回 [#c73c2253] ジャン: メリッサさんが悩んでいたのは、 相手を石化してしまう体質のせいか… でも、なんとかして メリッサさんの心を開かせて あげたいなあ。 メリッサさんは僕にとって 大切なおっぱ…じゃない、大切な 仲間なんだから、力になってあげたいな。 たぶんメリッサさんは このあたりの人気のない場所に いるはず… メリッサ: … ジャン: あっ、いた! おーい、メリッサさーん。 メリッサ: …!? ジャンさん…!? …あ、あのあの…私… …ご、ごめんなさいっ! ジャン: ? えっ、何が? メリッサ: あの、先日は私のせいで石化させて しまって…本当にごめんなさい! (ぺこり) ジャン: (うおお…メリッサさんが お辞儀をすると、大迫力の谷間が…!) メリッサ: …ジャンさん? ジャン: あ、すみません、ぼーっとしちゃって。 この間のことなら気にしないでください。 ただの事故ですから。 メリッサ: で、でも… ジャン: それより、僕もメリッサさんの 力にならせてください。 メリッサさんも、 気軽に人と話せた方がいいでしょう? メリッサ: は、はい…人見知りが直ったら 私も嬉しいですけれど… ジャン: よし、じゃあ決まりですね! 今日から、ボクト一緒におしゃべりの 練習です! メリッサ: で、でも…私にできるでしょうか? 私、今こうしてジャンさんと話している だけでも心臓がドキドキして… ジャン: ほ、ほほう…胸が、ですか。 それはいけませんね。どのくらい音が 響いているのか、聞いてもいいですか? メリッサ: …えっ? そ、そんな… 恥ずかしいです… ジャン: いえいえ、おっぱ…じゃない、心臓に 耳を近づけるだけですから。 何も恥ずかしくないですよ。 メリッサ: で、でも… ジャン: まあまあ、安心して。 耳を近づけるだけだから。 触るわけじゃないから…ね? メリッサ: は、はい… ジャン: それでは… メリッサ: …… ジャン: (うおおぉ…メリッサさんの胸、 近くで見るとますます大きい… 僕の顔ほどもあるように思える…) メリッサ: …ジャンさん、もう終わりましたか? ジャン: …いえ、もうちょっと近づかないと… メリッサ: …… どうですか? 心臓の音、 もう聞こえましたか? ジャン: いや、まだですね… やっぱりこれは、耳を密着させないと いけないかもしれませんねっ! メリッサ: えぇっ!? い、いくらなんでも それは無理です! 恥ずかしくて 死んでしまいますっ! ジャン: 大丈夫ですって! それに、 恥ずかしがり屋を直すためにも、 荒療治を試したほうが…! メリッサ: …ごめんなさい! やっぱり 私には無理ですっ! ジャン: ひぐっ!? (…ま、また石化…?) メリッサ: ああ、私…またやってしまいました… ジャンさん、本当にごめんなさい! ジャン: (ああ…メリッサさん… 僕のほうこそ暴走してごめんなさい…) (…って言うか、僕をもとに戻してから 帰ってくださぁ〜い…とほほ…) *第四回 [#j4a30325] ジャン: ふああ、今日はいい天気だなあ… たまにはこんな場所でのんびりするのも 悪くないな… メリッサ: あっ、ジャンさ〜ん! いいところにいらっしゃいました! ジャン: …えっ!? メリッサさん? どうしたんだろう、何かあわててるけど… …っていうか、メリッサさんが走ると 胸の揺れがすごいな… …っと、そんなことを言っている 場合じゃない。 メリッサさんのほうから 話しかけてくるなんて、何か大変な 事態かもしれないぞ! メリッサ: はあ、はあ…ジャンさん! お願いです、助けてください! ジャン: ど、どうしました、メリッサさん? 敵ですかっ!? メリッサ: いえ…実は、その…む、虫…! ジャン: …虫、ですか? 虫なんてどこにもいませんけど… メリッサ: いえ、その…虫さんが、私の…あの… ジャン: どうしたんですか、早く教えてください! 僕が追い払ってあげます! メリッサ: あの…私の、胸…の、間に… ジャン: え、ええっ!? …も、もしや、胸の谷間に 虫が入り込んだんですかっ!? メリッサ: は、はい…すぐに取り出そうと したんですけど、どんどん奥に 入り込んでしまって… ジャン: そ、それはうらやましい…じゃない、 けしからん虫ですね! 自分でどうにかしようと 思ったんですけど、私が虫さんを 見たら、石化させてしまいますし… ジャン: (虫のことを気遣っているのか… やっぱり優しい人なんだな、 メリッサさんって) でも、それじゃ、どうすれば? メリッサ: ですから…申し訳ないのですが、 ジャンさんに虫を取って いただけないでしょうか? ジャン: …え、ええっ!? ぼ、僕がこの手でおっぱ…じゃない、 虫を取っていいんですかっ!? メリッサ: は、はい… でも、もしご迷惑でしたら他の方に… ジャン: いえ、やりますっ! やらせてくださいっ! 僕、虫を取るの得意ですっ! メリッサ: そ、そうですか…? では、申し訳ありませんが… ジャン: いえいえ、気にしないでください! こういう仕事なら、毎日だって OKですよ! メリッサ: で、では…お願いします… ジャン: (おお…僕の目の前に、無防備な メリッサさんの胸が‥ い、生きててよかったー) …コホン。では… …あのー、手の平は外側に向けた ほうがいいですか? それとも内側? メリッサ: …ど、どちらでも…ジャンさんが 虫を取りやすいほうで… …ひゃうっ!? ジャン: ど、どうしたんですか!? メリッサ: む、虫さんが動いてますぅ〜… ジャンさん、すみませんが早くっ… 早くお願いします… ジャン: わ、わかりました! ジャン、大人になりまーす! うおおおおおぉー…! 虫: (…ヒョコッ。プゥ〜ン…) ジャン: …へっ? メリッサ: あら…? …よかった! 虫さん、自分で 飛んでいってくれました! ジャン: な、なんですってぇぇ〜!? メリッサ: ジャンさん、お騒がせして すみませんでした… それでは私、これで失礼しますね…? ジャン: あ、ハハ、よかったですね…ハハ… メリッサ: 本当にすみませんでした。 それではまた… ジャン: …うわーん!!! あと一秒早く手を入れていれば…! 千載一遇のチャンスだったのにー! 僕のバカバカバカーっ! うわーん……!!! *第五回 [#ea685184] ジャン: 前回は虫の騒動で、メリッサさんの 方から話しかけてくれたけど…やっぱり 人見知りはまだ直ってないみたいだ。 でも、メリッサさんがひとりになる パターンはだいたい覚えたからな。 何度も会って話しかけてみよう。 メリッサ: … ジャン: あ、いたいた! メリッサさーん! メリッサ: あ、ジャンさん… …こ、こんにちは! ジャン: あ、はい、こんにちは! …どうしました、メリッサさん? いつもより明るいですね? メリッサ: …はい。私…心配してくださる ジャンさんのためにも、もう少し 人見知りを直そうと思って… ジャン: そうだったんですか… そのお気持ちがうれしいですよ、 メリッサさん! メリッサ: そ、それで…私はどうしたら 人見知りが改善されるでしょうか…? ジャン: うーん…そうですね。 まずは人の目を見て…はダメだから… …そうだ、握手でもしましょうか? メリッサ: 握手、ですか…? ジャン: はい! 自己紹介の後に 握手をするのはスキンシップの 初歩ですからね。 緊張せずに握手できるようになれば、 きっと人付き合いにも慣れていきますよ。 メリッサ: そ、それでは… よろしく、お願いします… ジャン: はい、握手! (ギュッ) (本当なら相手の目を見るんだけど… また石化するのはイヤだから、 ここはちょっと視線を下げて…) (…視線の下げると胸元を見てしまうけど、 これは仕方なく、仕方なくだっ! …じーっ…) メリッサ: …あの、ジャンさん…? ジャン: …う〜む… 大きいことはいいことだ… …って、あ痛っ!? 蛇: (カプッ) ジャン: うわぁっ!? へ、蛇!? 手、手を噛まれた…! メリッサ: ああっ! ごめんなさい、ジャンさん! 私の髪の毛が…! ジャン: そ、そうか…! メリッサさんの髪の蛇か…! でも、どうして? メリッサ: ごめんなさい! 私の意思とは関係なく髪が動いて しまうんです…! そ、そうなんですか。 だったら気にしないで…って、 あいたた! 何度も噛むなっ! メリッサ: ご、ごめんなさい! ジャン: い、いえ、メリッサさんは 悪くな…あ痛! いたた! メリッサ: ほ、本当にごめんなさい! 私、今日はこれで失礼しますっ! ジャン: あ、メリッサさん…!? …ああ、行っちゃった… せっかくメリッサさんも 人見知りを直す気になって くれたのに… メリッサさんの胸ばかり見ていた バチが当たったのかなあ… …って言うか、なんだか頭が クラクラしてきたんだけど… もしかして、あの蛇って毒蛇…? メリッサさぁ〜ん… 僕が悪かったです。戻ってきて くださぁ〜い…うぅぅ… *第六回 [#lf476433] ジャン: うーん…メリッサさんと もっと仲良くなりたいけど… 石化の視線だけじゃなく、 髪の毛の蛇まで邪魔してくるなんて… 障害が多いなあ… メリッサ: …あっ、ジャンさん…! …あの、私…ご、ごめんなさい! ジャン: あっ、メリッサさん!? お願いです、逃げないで! メリッサ: で、でも…私、いつも 迷惑ばかりかけてしまって… ジャン: いやあ、蛇のことなら気にしないで ください。幸い、命に関わる毒では ありませんでしたし… メリッサ: は、はい… 本当にすみません… ジャン: いえいえ…髪の蛇については 大丈夫ですよ! 蛇が届かない距離に いればいいわけですし… メリッサ: …で、でも… あんまり人に近づかないのも 失礼ではないでしょうか? この体質を直さなくては、 ジャンさんにも近づけないですし… ジャン: …ち、近付く? 僕に? (…た、確かに、あの蛇をどうにか しなくては、おっぱ…じゃない、 メリッサさんに触れることもできない…) そうですね…では、その蛇を 制御する練習をしてみましょうか? メリッサ: えっ、どうやって? ジャン: 今から僕が、メリッサさんの 肩に手を置きます。 メリッサさんはがんばって、 僕の手を噛ませないように蛇を 制御してみてください。 メリッサ: そ、そんなことできるでしょうか… それに、もし失敗したらジャンさんが… ジャン: 僕のことは心配しないで。 さあ、肩に手を置きますよ… メリッサ: は、はい… ジャン: (…うっ、メリッサさん、どうして 目を閉じるんだろう…? 髪に神経を集中しているのかな?) メリッサ: …んっ…くぅ… ジャン: (少し苦しそうだ… 蛇の動きを抑えているのかな? …なんだかちょっと色っぽいな…) メリッサ: はぁ、はぁ…ジャンさん… どうですか…? ジャン: えっ…は、はい! 今のところ、蛇はおとなしく していますよ? メリッサ: そ、そうですか‥ よかった… ジャン: (それにしても、この体制って、まるで… これからキスをするかのような…) (…メリッサさんは目を閉じているし… …き、キスのフリだけならバレないよね?) (…唇に近付くだけ、近付くだけ… そーっと…) 蛇: (カプッ) ジャン: ふぎゃっ!? メリッサ: !? ジャンさん!? どうされました!? ジャン: い、いえ…! は、鼻を噛まれました… メリッサ: ? ど、どうしてそんなところを…? ジャン: いや、その、不幸な事故といいますか… メリッサ: …と、とにかく、急いで解毒薬を 持ってきます! 本当にごめんなさい! ジャン: …め、面目ありません… うう、僕が余計なスケベ心を 出したばかりに…メリッサさん、 申し訳ありません… *第七回 [#ecd32e0e] メリッサ: …ふう、これでいいかしら… あとはこれをジャンさんに… ジャン: ? 僕がどうかしましたか、 メリッサさん? メリッサ: きゃ!? ジャンさん!? ジャン: あれ、それは…紅茶とケーキ? どうしたんですか、それ? あ、あの、これは、その… ジャン: ? メリッサ: いつもジャンさんにご迷惑をおかけして いるので、せめてものお礼にと… ジャン: えっ? じゃあ、これは僕のために? メリッサ: は、はい…ご迷惑でなければ… ジャン: 迷惑だなんてとんでもない! 嬉しいですよ、メリッサさん! メリッサ: …では、召し上がっていただけますか? ジャン: もちろん! メリッサさんと お茶できるなんて嬉しいなあ! いただきまーす! メリッサ: …ど、どうですか…? ジャン: うん! お茶もケーキも美味しいですよ! これ、メリッサさんが作ったんですか? メリッサ: は、はい…昨日から 準備していたんです… ジャン; そうだったんですか… ありがとうございます、嬉しいです! メリッサ: いえ、そんな… いつもご迷惑をおかけしていますので… ジャン: そんな…僕のほうこそ、 メリッサさんと一緒だと楽しいですよ。 メリッサ: ジャンさん… ジャン: メリッサさん… メリッサ: …あ、いけない… ジャンさんの目を見たら、また石化 させちゃいますよね… ジャン: …あ、そうですね、ハハ… メリッサ: …… ジャン: …… メリッサ: …あ、あの、ジャンさん…? ジャン; ひゃ、ひゃいっ!? メリッサ: …あ、あの…私、こんな体質で、 こんな性格ですけど…これからも、 仲良くしてくださいね…!? ジャン: …はい! もちろん! メリッサ: …あの、それで、ひとつお願いが あるんですけど… ジャン: …は、はい、なんでしょう!? メリッサ: …次にジャンさんにお時間がある時、 少しお付き合い願えませんか? ジャン: は、はい! もちろん! …でも、なんのご用で…? メリッサ: …大切なものを、ジャンさんに 差し上げたいんです…だから、 絶対に来てくださいね…? ジャン: …も、もちろんです! 楽しみにしてますっ! メリッサ: …はい! 私も楽しみにしています。 …それでは、また…! ジャン: …おお、初めてメリッサさんと 平和に話ができた… なんだか約束もしちゃったし、 これは期待できそう…かな? *第八回 [#k3c8392a] ジャン: …さて、メリッサさんとの 約束の時間にやってきたけど… メリッサさん、どこにいるんだろう? それに、メリッサさんの用事って…? わざわざ呼び出して二人きりなんて… しかも、大切なものをくれるって 言っていたよな…? …大切なものっていうのは やはり、こう、形の無い… 女の子の大切なもの…か!? (ここから妄想キスシーン) あの、私の大切なもの… もらってくださいますか? 私、目を閉じてますから… だから、安心して… お願いがあるんです。 これから…ずっと…わたくしと一緒に… いてくださいね。 嬉しい… わたくし…あなたの事が…あなたの事が… (現実) ジャン: うおおお、メリッサさんんーっ! メリッサ: ‥はい、なんでしょう…? ジャン: う、うおっ! メリッサさん!? メリッサ: よかった…来てくれたんですね。 ジャン: は、はい! もちろんです! (な、なんだ…今のは妄想か…) メリッサ: では、さっそくですが… ジャンさんにお渡ししたいものがあります。 ジャン: は、はいっ!!! ジャンさん、目を閉じて いただけますか…? ジャン: …あ…僕がですか? …逆のような気がするけど…まあいいか。 メリッサ: …よいしょ、っと… ジャン: (…ああ…メリッサさんが 僕の手を取ったみたいだ… …ドキドキ…) メリッサ: …うん…これでよし… ジャンさん、目を開けてもいいですよ? ジャン: …えっ…もう? まだ何もしてないような… …って、あれ? 腕についているこれは…何? メリッサ: よかった、ぴったりですね! ジャン: …あのー、これはいったい…? メリッサ: 蛇の歯を通さない頑丈な手袋です! 金属片を編み込んであるので、 もう蛇は怖くありませんよ? ジャン: えっ…大切なものって…これ? メリッサ: はい… あの、お気に召しませんでしたか? ジャン: い、いえ! そんなことは… 気に入りましたよ! メリッサ: …そうですか? よかった… これさえあれば私の近くにいても 安全ですから… …これからも、私のそばに いてくださいね? ジャンさん。 ジャン: ! あ、あなたのそばに…? …メリッサさん…! …ぼ、僕は、僕は…! メリッサ: …はい? ジャン: も、もう我慢できません! メリッサすわーん! メリッサ: ジャンさん!? きゃあああぁっ!? ジャン: ひぐぅっ!? (…せ、石化…? …また石化…!?) メリッサ: …はあ、はあ… …びっくりした…ジャンさん、 いったいどうしたのかしら… …また石化させてしまったけど、 …さっきのジャンさん、なんだか 怖かったし…ごめんなさい! ジャン: (あっ! メリッサさん! に、逃げないで〜!) (…ああ、また暴走してしまった… エッチな僕を許してください、 メリッサさん…うぅぅ…)
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[[メデューサ]] 暫定的に"メデューサ"のデフォルト名"メリッサ"で載せる事にします。 #contents *第一回 [#i839ef7e] メリッサ: はあ…私って、 どうしていつも… ジャン: ふんふんふ〜ん 今日のご飯は何かな〜…って、 あれはメリッサさん? どうしたんだろう、溜息なんかついて… …おーい、メリッサさーん。 メリッサ: …!? ひっ!? ジャンさん!? ジャン: ど、どうしたんですか、 そんなに驚いて… 僕の顔に何かついてます? メリッサ: い、いえ… えーと、その、あの… ジャン: さっき、ひとりでため息をついていた みたいですし… 僕で良かったら相談に乗りますよ? メリッサ: あ、いえ、そんな… ジャンさんにご迷惑をかけるわけには… ジャン: 迷惑だなんて水臭い。 僕たちは仲間じゃないですか! 悩みがあるなら言って下さいよ。 メリッサ: ジャンさん…! あ、ありがとうございます! (ぺこり) ジャン: いえいえ、そんな…はうっ!? (メリッサさんがお辞儀をすると、 豊満な胸の谷間が強調されて… こ、これはすごい!) メリッサ: …? ジャンさん!? どうされました? ジャン: あ、いえいえ! と、とにかく僕、おっぱ…じゃない、 メリッサさんの力になりますよ! メリッサ: そ、そうですか…? でも、ジャンさん、なんだか目が ギラついているのですが… ジャン: これはやる気の表れなので 気にしないでください! メリッサ: は、はあ… で、では、また今度、相談に 乗ってください… 今日はこれで失礼します… ジャン: あっ、メリッサさん!? …うーむ、なんとなく避けられて しまったかな? メリッサさんはすごく内気そうだし、 心を開いてもらうのは大変かも… でも、悩んでいるなら力になりたいな。 下心を抜きにしても、彼女の力に なれるようがんばろう! *第二回 [#t473e8e5] ジャン: えーと、メリッサさんはどこに… たぶん、人気のないところにいると 思うんだけど…あ、いた! さがしましたよ、メリッサさん。 どうしたんですか、木の陰なんかに 隠れちゃって。 メリッサ: …えっ? ジャンさん? 探されていたって…私を? ジャン: はい。メリッサさん、すぐに1人に なっちゃうから探すのたいへんでしたよ、 ははっ。 メリッサ: あ、そ、それは… ごめんなさい… ジャン: いえいえ、そんな。 メリッサさんは何も悪くないですよ 僕の勝手なお節介ですから。 メリッサ: …それで、私になんの ご用があったんですか? ジャン: あ、いえ、ご用というほどではないんですが… メリッサさん、なんだか悩んで いたようだったので… 何か僕でも力になれることが あるかな? と思いまして。 メリッサ: …ジャンさん… そんな、私なんかのために… ジャン: 私なんか、なんて言わないでくださいよ。 メリッサさんは僕にとって大切な 仲間なんですから。 メリッサ: ジャンさん… ジャン: さあ、メリッサさん。 そんなにうつむかないで… メリッサ: そ、そんな。 ジャンさん、いけません… ジャン: 照れているんですか? 平気ですよ、メリッサさん。 さ、僕の目を見て… メリッサ: ああ、ジャンさん、 いけません、いけません… ジャン: …メリッサさんって、 綺麗な瞳をしてるんです… …ひぐぅっ!? (か、体が、動かない…? これはもしかして…石化!?) メリッサ: ああ…やっぱり… …ジャンさん、ごめんなさい、 私、私…うぅっ…! ジャン: (あっ、メリッサさん!? 大丈夫です! 僕なら怒ってないから… …だめだ、声が出ない…!) (…そうか。メリッサさんは この体質をきにして、他人に 近づかないようにしていたんだな) (別にわざとじゃないんだし、 そんなに気にすることないのに…) (…よし! どうにかして 僕がメリッサさんの心を 開かせてあげよう!) (…………) (…でも、帰ってしまう前に せめて僕の体を元に戻して…) *第三回 [#c73c2253] ジャン: メリッサさんが悩んでいたのは、 相手を石化してしまう体質のせいか… でも、なんとかして メリッサさんの心を開かせて あげたいなあ。 メリッサさんは僕にとって 大切なおっぱ…じゃない、大切な 仲間なんだから、力になってあげたいな。 たぶんメリッサさんは このあたりの人気のない場所に いるはず… メリッサ: … ジャン: あっ、いた! おーい、メリッサさーん。 メリッサ: …!? ジャンさん…!? …あ、あのあの…私… …ご、ごめんなさいっ! ジャン: ? えっ、何が? メリッサ: あの、先日は私のせいで石化させて しまって…本当にごめんなさい! (ぺこり) ジャン: (うおお…メリッサさんが お辞儀をすると、大迫力の谷間が…!) メリッサ: …ジャンさん? ジャン: あ、すみません、ぼーっとしちゃって。 この間のことなら気にしないでください。 ただの事故ですから。 メリッサ: で、でも… ジャン: それより、僕もメリッサさんの 力にならせてください。 メリッサさんも、 気軽に人と話せた方がいいでしょう? メリッサ: は、はい…人見知りが直ったら 私も嬉しいですけれど… ジャン: よし、じゃあ決まりですね! 今日から、ボクト一緒におしゃべりの 練習です! メリッサ: で、でも…私にできるでしょうか? 私、今こうしてジャンさんと話している だけでも心臓がドキドキして… ジャン: ほ、ほほう…胸が、ですか。 それはいけませんね。どのくらい音が 響いているのか、聞いてもいいですか? メリッサ: …えっ? そ、そんな… 恥ずかしいです… ジャン: いえいえ、おっぱ…じゃない、心臓に 耳を近づけるだけですから。 何も恥ずかしくないですよ。 メリッサ: で、でも… ジャン: まあまあ、安心して。 耳を近づけるだけだから。 触るわけじゃないから…ね? メリッサ: は、はい… ジャン: それでは… メリッサ: …… ジャン: (うおおぉ…メリッサさんの胸、 近くで見るとますます大きい… 僕の顔ほどもあるように思える…) メリッサ: …ジャンさん、もう終わりましたか? ジャン: …いえ、もうちょっと近づかないと… メリッサ: …… どうですか? 心臓の音、 もう聞こえましたか? ジャン: いや、まだですね… やっぱりこれは、耳を密着させないと いけないかもしれませんねっ! メリッサ: えぇっ!? い、いくらなんでも それは無理です! 恥ずかしくて 死んでしまいますっ! ジャン: 大丈夫ですって! それに、 恥ずかしがり屋を直すためにも、 荒療治を試したほうが…! メリッサ: …ごめんなさい! やっぱり 私には無理ですっ! ジャン: ひぐっ!? (…ま、また石化…?) メリッサ: ああ、私…またやってしまいました… ジャンさん、本当にごめんなさい! ジャン: (ああ…メリッサさん… 僕のほうこそ暴走してごめんなさい…) (…って言うか、僕をもとに戻してから 帰ってくださぁ〜い…とほほ…) *第四回 [#j4a30325] ジャン: ふああ、今日はいい天気だなあ… たまにはこんな場所でのんびりするのも 悪くないな… メリッサ: あっ、ジャンさ〜ん! いいところにいらっしゃいました! ジャン: …えっ!? メリッサさん? どうしたんだろう、何かあわててるけど… …っていうか、メリッサさんが走ると 胸の揺れがすごいな… …っと、そんなことを言っている 場合じゃない。 メリッサさんのほうから 話しかけてくるなんて、何か大変な 事態かもしれないぞ! メリッサ: はあ、はあ…ジャンさん! お願いです、助けてください! ジャン: ど、どうしました、メリッサさん? 敵ですかっ!? メリッサ: いえ…実は、その…む、虫…! ジャン: …虫、ですか? 虫なんてどこにもいませんけど… メリッサ: いえ、その…虫さんが、私の…あの… ジャン: どうしたんですか、早く教えてください! 僕が追い払ってあげます! メリッサ: あの…私の、胸…の、間に… ジャン: え、ええっ!? …も、もしや、胸の谷間に 虫が入り込んだんですかっ!? メリッサ: は、はい…すぐに取り出そうと したんですけど、どんどん奥に 入り込んでしまって… ジャン: そ、それはうらやましい…じゃない、 けしからん虫ですね! 自分でどうにかしようと 思ったんですけど、私が虫さんを 見たら、石化させてしまいますし… ジャン: (虫のことを気遣っているのか… やっぱり優しい人なんだな、 メリッサさんって) でも、それじゃ、どうすれば? メリッサ: ですから…申し訳ないのですが、 ジャンさんに虫を取って いただけないでしょうか? ジャン: …え、ええっ!? ぼ、僕がこの手でおっぱ…じゃない、 虫を取っていいんですかっ!? メリッサ: は、はい… でも、もしご迷惑でしたら他の方に… ジャン: いえ、やりますっ! やらせてくださいっ! 僕、虫を取るの得意ですっ! メリッサ: そ、そうですか…? では、申し訳ありませんが… ジャン: いえいえ、気にしないでください! こういう仕事なら、毎日だって OKですよ! メリッサ: で、では…お願いします… ジャン: (おお…僕の目の前に、無防備な メリッサさんの胸が‥ い、生きててよかったー) …コホン。では… …あのー、手の平は外側に向けた ほうがいいですか? それとも内側? メリッサ: …ど、どちらでも…ジャンさんが 虫を取りやすいほうで… …ひゃうっ!? ジャン: ど、どうしたんですか!? メリッサ: む、虫さんが動いてますぅ〜… ジャンさん、すみませんが早くっ… 早くお願いします… ジャン: わ、わかりました! ジャン、大人になりまーす! うおおおおおぉー…! 虫: (…ヒョコッ。プゥ〜ン…) ジャン: …へっ? メリッサ: あら…? …よかった! 虫さん、自分で 飛んでいってくれました! ジャン: な、なんですってぇぇ〜!? メリッサ: ジャンさん、お騒がせして すみませんでした… それでは私、これで失礼しますね…? ジャン: あ、ハハ、よかったですね…ハハ… メリッサ: 本当にすみませんでした。 それではまた… ジャン: …うわーん!!! あと一秒早く手を入れていれば…! 千載一遇のチャンスだったのにー! 僕のバカバカバカーっ! うわーん……!!! *第五回 [#ea685184] ジャン: 前回は虫の騒動で、メリッサさんの 方から話しかけてくれたけど…やっぱり 人見知りはまだ直ってないみたいだ。 でも、メリッサさんがひとりになる パターンはだいたい覚えたからな。 何度も会って話しかけてみよう。 メリッサ: … ジャン: あ、いたいた! メリッサさーん! メリッサ: あ、ジャンさん… …こ、こんにちは! ジャン: あ、はい、こんにちは! …どうしました、メリッサさん? いつもより明るいですね? メリッサ: …はい。私…心配してくださる ジャンさんのためにも、もう少し 人見知りを直そうと思って… ジャン: そうだったんですか… そのお気持ちがうれしいですよ、 メリッサさん! メリッサ: そ、それで…私はどうしたら 人見知りが改善されるでしょうか…? ジャン: うーん…そうですね。 まずは人の目を見て…はダメだから… …そうだ、握手でもしましょうか? メリッサ: 握手、ですか…? ジャン: はい! 自己紹介の後に 握手をするのはスキンシップの 初歩ですからね。 緊張せずに握手できるようになれば、 きっと人付き合いにも慣れていきますよ。 メリッサ: そ、それでは… よろしく、お願いします… ジャン: はい、握手! (ギュッ) (本当なら相手の目を見るんだけど… また石化するのはイヤだから、 ここはちょっと視線を下げて…) (…視線の下げると胸元を見てしまうけど、 これは仕方なく、仕方なくだっ! …じーっ…) メリッサ: …あの、ジャンさん…? ジャン: …う〜む… 大きいことはいいことだ… …って、あ痛っ!? 蛇: (カプッ) ジャン: うわぁっ!? へ、蛇!? 手、手を噛まれた…! メリッサ: ああっ! ごめんなさい、ジャンさん! 私の髪の毛が…! ジャン: そ、そうか…! メリッサさんの髪の蛇か…! でも、どうして? メリッサ: ごめんなさい! 私の意思とは関係なく髪が動いて しまうんです…! そ、そうなんですか。 だったら気にしないで…って、 あいたた! 何度も噛むなっ! メリッサ: ご、ごめんなさい! ジャン: い、いえ、メリッサさんは 悪くな…あ痛! いたた! メリッサ: ほ、本当にごめんなさい! 私、今日はこれで失礼しますっ! ジャン: あ、メリッサさん…!? …ああ、行っちゃった… せっかくメリッサさんも 人見知りを直す気になって くれたのに… メリッサさんの胸ばかり見ていた バチが当たったのかなあ… …って言うか、なんだか頭が クラクラしてきたんだけど… もしかして、あの蛇って毒蛇…? メリッサさぁ〜ん… 僕が悪かったです。戻ってきて くださぁ〜い…うぅぅ… *第六回 [#lf476433] ジャン: うーん…メリッサさんと もっと仲良くなりたいけど… 石化の視線だけじゃなく、 髪の毛の蛇まで邪魔してくるなんて… 障害が多いなあ… メリッサ: …あっ、ジャンさん…! …あの、私…ご、ごめんなさい! ジャン: あっ、メリッサさん!? お願いです、逃げないで! メリッサ: で、でも…私、いつも 迷惑ばかりかけてしまって… ジャン: いやあ、蛇のことなら気にしないで ください。幸い、命に関わる毒では ありませんでしたし… メリッサ: は、はい… 本当にすみません… ジャン: いえいえ…髪の蛇については 大丈夫ですよ! 蛇が届かない距離に いればいいわけですし… メリッサ: …で、でも… あんまり人に近づかないのも 失礼ではないでしょうか? この体質を直さなくては、 ジャンさんにも近づけないですし… ジャン: …ち、近付く? 僕に? (…た、確かに、あの蛇をどうにか しなくては、おっぱ…じゃない、 メリッサさんに触れることもできない…) そうですね…では、その蛇を 制御する練習をしてみましょうか? メリッサ: えっ、どうやって? ジャン: 今から僕が、メリッサさんの 肩に手を置きます。 メリッサさんはがんばって、 僕の手を噛ませないように蛇を 制御してみてください。 メリッサ: そ、そんなことできるでしょうか… それに、もし失敗したらジャンさんが… ジャン: 僕のことは心配しないで。 さあ、肩に手を置きますよ… メリッサ: は、はい… ジャン: (…うっ、メリッサさん、どうして 目を閉じるんだろう…? 髪に神経を集中しているのかな?) メリッサ: …んっ…くぅ… ジャン: (少し苦しそうだ… 蛇の動きを抑えているのかな? …なんだかちょっと色っぽいな…) メリッサ: はぁ、はぁ…ジャンさん… どうですか…? ジャン: えっ…は、はい! 今のところ、蛇はおとなしく していますよ? メリッサ: そ、そうですか‥ よかった… ジャン: (それにしても、この体制って、まるで… これからキスをするかのような…) (…メリッサさんは目を閉じているし… …き、キスのフリだけならバレないよね?) (…唇に近付くだけ、近付くだけ… そーっと…) 蛇: (カプッ) ジャン: ふぎゃっ!? メリッサ: !? ジャンさん!? どうされました!? ジャン: い、いえ…! は、鼻を噛まれました… メリッサ: ? ど、どうしてそんなところを…? ジャン: いや、その、不幸な事故といいますか… メリッサ: …と、とにかく、急いで解毒薬を 持ってきます! 本当にごめんなさい! ジャン: …め、面目ありません… うう、僕が余計なスケベ心を 出したばかりに…メリッサさん、 申し訳ありません… *第七回 [#ecd32e0e] メリッサ: …ふう、これでいいかしら… あとはこれをジャンさんに… ジャン: ? 僕がどうかしましたか、 メリッサさん? メリッサ: きゃ!? ジャンさん!? ジャン: あれ、それは…紅茶とケーキ? どうしたんですか、それ? あ、あの、これは、その… ジャン: ? メリッサ: いつもジャンさんにご迷惑をおかけして いるので、せめてものお礼にと… ジャン: えっ? じゃあ、これは僕のために? メリッサ: は、はい…ご迷惑でなければ… ジャン: 迷惑だなんてとんでもない! 嬉しいですよ、メリッサさん! メリッサ: …では、召し上がっていただけますか? ジャン: もちろん! メリッサさんと お茶できるなんて嬉しいなあ! いただきまーす! メリッサ: …ど、どうですか…? ジャン: うん! お茶もケーキも美味しいですよ! これ、メリッサさんが作ったんですか? メリッサ: は、はい…昨日から 準備していたんです… ジャン; そうだったんですか… ありがとうございます、嬉しいです! メリッサ: いえ、そんな… いつもご迷惑をおかけしていますので… ジャン: そんな…僕のほうこそ、 メリッサさんと一緒だと楽しいですよ。 メリッサ: ジャンさん… ジャン: メリッサさん… メリッサ: …あ、いけない… ジャンさんの目を見たら、また石化 させちゃいますよね… ジャン: …あ、そうですね、ハハ… メリッサ: …… ジャン: …… メリッサ: …あ、あの、ジャンさん…? ジャン; ひゃ、ひゃいっ!? メリッサ: …あ、あの…私、こんな体質で、 こんな性格ですけど…これからも、 仲良くしてくださいね…!? ジャン: …はい! もちろん! メリッサ: …あの、それで、ひとつお願いが あるんですけど… ジャン: …は、はい、なんでしょう!? メリッサ: …次にジャンさんにお時間がある時、 少しお付き合い願えませんか? ジャン: は、はい! もちろん! …でも、なんのご用で…? メリッサ: …大切なものを、ジャンさんに 差し上げたいんです…だから、 絶対に来てくださいね…? ジャン: …も、もちろんです! 楽しみにしてますっ! メリッサ: …はい! 私も楽しみにしています。 …それでは、また…! ジャン: …おお、初めてメリッサさんと 平和に話ができた… なんだか約束もしちゃったし、 これは期待できそう…かな? *第八回 [#k3c8392a] ジャン: …さて、メリッサさんとの 約束の時間にやってきたけど… メリッサさん、どこにいるんだろう? それに、メリッサさんの用事って…? わざわざ呼び出して二人きりなんて… しかも、大切なものをくれるって 言っていたよな…? …大切なものっていうのは やはり、こう、形の無い… 女の子の大切なもの…か!? (ここから妄想キスシーン) あの、私の大切なもの… もらってくださいますか? 私、目を閉じてますから… だから、安心して… お願いがあるんです。 これから…ずっと…わたくしと一緒に… いてくださいね。 嬉しい… わたくし…あなたの事が…あなたの事が… (現実) ジャン: うおおお、メリッサさんんーっ! メリッサ: ‥はい、なんでしょう…? ジャン: う、うおっ! メリッサさん!? メリッサ: よかった…来てくれたんですね。 ジャン: は、はい! もちろんです! (な、なんだ…今のは妄想か…) メリッサ: では、さっそくですが… ジャンさんにお渡ししたいものがあります。 ジャン: は、はいっ!!! ジャンさん、目を閉じて いただけますか…? ジャン: …あ…僕がですか? …逆のような気がするけど…まあいいか。 メリッサ: …よいしょ、っと… ジャン: (…ああ…メリッサさんが 僕の手を取ったみたいだ… …ドキドキ…) メリッサ: …うん…これでよし… ジャンさん、目を開けてもいいですよ? ジャン: …えっ…もう? まだ何もしてないような… …って、あれ? 腕についているこれは…何? メリッサ: よかった、ぴったりですね! ジャン: …あのー、これはいったい…? メリッサ: 蛇の歯を通さない頑丈な手袋です! 金属片を編み込んであるので、 もう蛇は怖くありませんよ? ジャン: えっ…大切なものって…これ? メリッサ: はい… あの、お気に召しませんでしたか? ジャン: い、いえ! そんなことは… 気に入りましたよ! メリッサ: …そうですか? よかった… これさえあれば私の近くにいても 安全ですから… …これからも、私のそばに いてくださいね? ジャンさん。 ジャン: ! あ、あなたのそばに…? …メリッサさん…! …ぼ、僕は、僕は…! メリッサ: …はい? ジャン: も、もう我慢できません! メリッサすわーん! メリッサ: ジャンさん!? きゃあああぁっ!? ジャン: ひぐぅっ!? (…せ、石化…? …また石化…!?) メリッサ: …はあ、はあ… …びっくりした…ジャンさん、 いったいどうしたのかしら… …また石化させてしまったけど、 …さっきのジャンさん、なんだか 怖かったし…ごめんなさい! ジャン: (あっ! メリッサさん! に、逃げないで〜!) (…ああ、また暴走してしまった… エッチな僕を許してください、 メリッサさん…うぅぅ…)
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