フリートーク(アリュッタ)
の編集
http://masterwiki.net/queensgate_sc/index.php?%A5%D5%A5%EA%A1%BC%A5%C8%A1%BC%A5%AF%A1%CA%A5%A2%A5%EA%A5%E5%A5%C3%A5%BF%A1%CB
[
トップ
] [
編集
|
差分
|
バックアップ
|
添付
|
リロード
] [
新規
|
一覧
|
単語検索
|
最終更新
|
ヘルプ
]
-- 雛形とするページ --
-1'
1-1
1-2
1-3
10-1
10-2
10-3
2-1
2-2
2-3
3-1
3-2
3-3
4-1
4-2
4-3
5-1
5-2
5-3
6-1
6-2
6-3
7-1
7-2
7-3
8-1
8-2
8-3
9-1
9-2
9-3
???á?ó?È/??¡??Á?ã
???á?ó?È/?¯?í¡??Ç?Ã?È
???á?ó?È/?Ç?£?º?£¡?
???á?ó?È/?É¡??é
???á?ó?È/?Î?¨?ë=?ô?¡¡??ß?ê?ª?ó
???á?ó?È/?Ò?å?ß?Ê
???á?ó?È/?á?Ê??
???á?ó?È/?á?í¡??Ê
???á?ó?È/?é?ß??
???á?ó?È/?ê???Æ?£
???á?ó?È/?ï?ó?À¡??â?â
???á?ó?È/?¨???É?Ê
???á?ó?È/?¢?ë?É?é
???á?ó?È/?¢?ê??
???á?ó?È/?¢?ì?¤?ó
???á?ó?È/¤Þ¤í¤ó=¤Þ¤?¤í¤ó
???á?ó?È/Æú¸¶¤¤¤ó¤¯
???á?ó?È/ÉþÉô°??Ò
???á?ó?È/ÉÔÃÎ??Éñ
???á?ó?È/¶×??¤Á¤ã¤ó
Adverse Reaction
BONUS-1
BONUS-2
BONUS-3
BONUS-4
BracketName
DEATH TRAP
DLC1-1
DLC1-2
DLC1-3
DLC1-4
DLC1-5
DLC2-1
DLC2-2
DLC2-3
DLC2-4
DLC2-5
DLC3-1
DLC3-2
DLC3-3
DLC3-4
DLC3-5
DLC4-1
DLC4-2
DLC4-3
DLC4-4
DLC4-5
DLC5-1
DLC5-2
DLC5-3
DLC5-4
DLC5-5
DLC6-1
DLC6-2
DLC6-3
DLC6-4
DLC6-5
FAQ
FIG
FormattingRules
FrontPage
Help
InterWiki
InterWikiName
InterWikiSandBox
MenuBar
PHP
PukiWiki
PukiWiki/1.4
PukiWiki/1.4/Manual
PukiWiki/1.4/Manual/Plugin
PukiWiki/1.4/Manual/Plugin/A-D
PukiWiki/1.4/Manual/Plugin/E-G
PukiWiki/1.4/Manual/Plugin/H-K
PukiWiki/1.4/Manual/Plugin/L-N
PukiWiki/1.4/Manual/Plugin/O-R
PukiWiki/1.4/Manual/Plugin/S-U
PukiWiki/1.4/Manual/Plugin/V-Z
RecentDeleted
SP-1
SP-2
SP-3
SP-4
SP-5
SP-6
SP-7
SS-1-1
SS-2-1
SS-2-2
SS-2-3
SS-3-1
SS-3-2
SS-3-3
SSD-1-2
SSD-1-3
SandBox
Spiral Colosseum
Spiral Colosseum(2)
Time Bomb
WikiEngines
WikiName
WikiWikiWeb
YukiWiki
いろは
いんくの憂鬱
ふたつのかけら
まろん=まかろん
アイテム
アイネ
アイリ
アイヴィー
アナザーコスチューム
アリス
アリュッタ
アルドラ
アレイン
イルマ
エキドナ
エターナルエッセンス
エリナ
オードリィ
カーチャ
カトレア
キノコの森
キュート
クローデット
グラビティ ガール(いんくルート)
グラビティ ガール(リリルート)
グラビティ ガール(舞ルート)
ゲームシステム
コメント/いろは
コメント/まろん=まかろん
コメント/アイネ
コメント/アリス
コメント/アリュッタ
コメント/カーチャ
コメント/ディズィー
コメント/ドーラ
コメント/ニクス
コメント/ノエル=ヴァーミリオン
コメント/メローナ
コメント/ラミカ
コメント/リリ
コメント/ワンダーモモ
コメント/真鏡名ミナ
コメント/虹原いんく
コメント/服部絢子
コメント/柳生十兵衛
シューティングスター
ジャン
スキル
スペシャルクッキング
タイムリミット!?
ダウンロードコンテンツ
チャムチャム
ディステニーパニッシュ
ディズィー
トップ
トモエ
ドーラ
ドッペル
ナナエル
ニクス
ノエル=ヴァーミリオン
ノワ
ハーピー
ヒュミナ
フェアリー
フリーステージ
フリートーク(アイリ)
フリートーク(オードリィ系)
フリートーク(ハーピー系)
フリートーク(フェアリー系)
フリートーク(メデューサ系)
フリートーク(ラヴリラ系)
フリートーク(九尾の狐系)
フリートーク(剣竜鬼系)
フリートーク(女郎蜘蛛系)
フリートーク(照竜鬼系)
フリートーク(双角鬼系)
フリートーク(いろは)
フリートーク(まろん=まかろん)
フリートーク(アイヴィー)
フリートーク(アリス)
フリートーク(アリュッタ)
フリートーク(アルドラ)
フリートーク(アレイン)
フリートーク(エキドナ)
フリートーク(カーチャ)
フリートーク(キャラ名)
フリートーク(キュート)
フリートーク(チャムチャム)
フリートーク(ディズィー)
フリートーク(ドーラ)
フリートーク(ニクス)
フリートーク(ノエル=ヴァーミリオン)
フリートーク(メナス)
フリートーク(メローナ)
フリートーク(ラミカ)
フリートーク(リスティ)
フリートーク(リリ)
フリートーク(ルーナ)
フリートーク(ワンダーモモ)
フリートーク(琴音ちゃん)
フリートーク(真鏡名ミナ)
フリートーク(虹原いんく)
フリートーク(不知火舞)
フリートーク(服部絢子)
フリートーク(柳生十兵衛)
ブービートラップ
プライバシーポリシー
ミツゲルの迷宮
メデューサ
メナス
メルファ
メローナ
ユーミル
ラミカ
ラヴリラ
リスティ
リリ
ルーナ
レイナ
レシピの謎
ワンダーモモ
ヴァイス
ヴァイスの野望
哀・吸血姫
哀歓
愛と正義の使者
逢魔の女王
一縷の望み
炎を纏いし忍
覚醒(いんくルート)
覚醒(リリルート)
覚醒(舞ルート)
危険分子 排除命令
亀裂の先
究極のレシピ!?
虚数界・・・再び
恐怖!走るキノコ!?
鏡の国の…
琴音ちゃん
禁断の門
九尾の狐
剣竜鬼
呉越同舟
刻と世界の狭間
刻を制御せし者
混沌の加速
混沌の虚数界
策略と裏切り
参戦タイムテーブル
姉妹共感(アリスルート)
姉妹共感(アレインルート)
市場の対決
次元の亀裂
疾風迅兎
邪龍咆哮
周回要素
宿命の味バトル
巡り合う追跡者
女王よりの使者
女郎蜘蛛
勝負の真意
小ネタ・裏技
沼地の探索
照竜鬼
真の災厄
真鏡名ミナ
神殿の秘宝
数奇なる遭遇
赤銅の人形遣い
折れた心
絶対強者
千載一遇
双角鬼
追跡者
天から降ってきた剣客
謎のかけら
謎の発光体
汝の求めしものは…
二人の決意
虹原いんく
博物館の攻防
迫撃! 沼地の三人娘
悲しみと共に…
不思議な国の異邦人
不知火舞
服部絢子
覆ミツ盆に返らず
閉ざされた心
宝石
本スレテンプレ
本編攻略
摩訶珍味
魅惑のレシピ
密林の守護者
夢の帝国
冥土よりの使い
柳生十兵衛
夕暮れに舞う鶴
雷雲の将…再び
絡みつく孤高の刃
涙の破片は星々の光
蠢く影(ランシェルルート)
[[アリュッタ]] #contents *第一回 [#i839ef7e] アリュッタ: あなた、ちょっといい? ジャン: …え? 僕ですか? アリュッタ: そうよ。 あなた、結構まろんと親しそうに してるけど、いったいどういう 関係なのかしら? ジャン: どういうって…仲間、ですけど。 アリュッタさんだって、 今はそうでしょう? アリュッタ: だーかーらー、 そうじゃなくって! ただの仲間にしては、ちょっと 馴れ馴れしくし過ぎるんじゃない? って言ってるの! ジャン: 馴れ馴れしいって、 そんなこと言われても――。 アリュッタ: 私の見立てからすれば、 あなた、究極思考の料理に必要な 食材なんじゃないの? ジャン: 僕が、しょ、食材ッ!? アリュッタ: そうでなければ、 まろんがあなたと 親しくしている理由がないわっ! ジャン: なんでそうなるんですかっ! そもそも、まろんさんは 食材と仲良くするような 人なんですか!? アリュッタ: まろんが「食材だけが友達ですの」って 呟いているのを、さっき聞いたわよ。 ジャン: それはきっと、 比喩的な表現かなにかですって! アリュッタ: ああもうっ! いちいちウルサイわね。 食材が口答えしないっ! ジャン: だから僕は食材じゃ――。 *第二回 [#i839ef7e] アリュッタ: あら、ごきげんよう。食材のジャン。 ジャン: 出会い頭になんなんですか、 そのふたつ名! アリュッタ: じゃあ、割れ鍋のジャンが、いい? ルーナが言ってたけど。 ジャン: どちらも嫌です… アリュッタ: それじゃあやっぱり、 食材のジャンね。はい、決まり。 ジャン: そんな勝手過ぎる――。 アリュッタ: でも――。 確かにあなた、美味しそうよね。 食材というだけあって。 ジャン: え、美味しそう…? アリュッタ: ええ、思わず食べてしまいたいくらい。 その、くちびるとか――(じゅるり) ジャン: あの…念のためにお聞きしますけど、 その「食べたい」っていうのは 比喩的表現ですよね? 比喩的表現だったら僕、 嬉しくてすごくドキドキして しまうんですけど… アリュッタ: 比喩?なにそれ? 私はただ、あなたを食べたい――。 ジャン: うわ、わぁっ、ダメ! 食べないでくださいーーッ! アリュッタ: あ、待って――。 行っちゃったわね… あの食材…確かに美味しそうだけど、 まろんも究極思考の料理に 必要としてるのよね。 捕獲して彼女に プレゼントしてあげたら、 喜ぶかな――(ぽっ) *第三回 [#i839ef7e] アリュッタ: あら、ジャン。こんにちは。 ジャン: アリュッタさん、こんにちは …って、なんですか! その手に持ってるでっかい網は!? 虫取りですか? 魚取りですか? それにしては大きい気がするんですけど。 人間がすっぽり入っちゃいそうな レベルですよね、その網。 アリュッタ: 網…? ああ、これはなんでもないから。 気にしなくていいわよ。 ジャン: 気にしなくていいと言われても、 大き過ぎて気になって しまうんですが… アリュッタ: まあ、そんなことより… よく考えたら、不思議よね。 食材が喋るなんて。 ジャン: あ、あのー。アリュッタさん? 僕のこと、 まだ食材だと思ってたんですか? アリュッタ: まだもなにも、食材でしょうに。 ジャン: ああっ、どうしたら 誤解が解けるんだろう… アリュッタ: …… ジャン: …… アリュッタ: スキアリッ! ジャン: う、うわぁっ! そんな、網を振り回してなにを――っ。 アリュッタ: 決まってるじゃない、 食材を捕獲するのよ! ジャン: うわーっ! やめてくださいーっ! アリュッタ: 逃げるなっ! 待てーーっ! *第四回 [#i839ef7e] ジャン: あ、アリュッタさん。こんにちは… アリュッタ: あら、こんにちは。 ジャン: 今日は網、持ってないんですね? アリュッタ: 私も、暇ではないから。 そんなにいつもいつも、 食材を追いかけていたりはしないわ。 ジャン: そ、そうですか。 どうやら今日は安全日のようですね。 そう言えば、 前から気になってたんですけど… アリュッタ: なにが? ジャン: アリュッタさんと、まろんさんって、 どういう関係なんですか? アリュッタ: ――ッ! まろんですって!? ジャン: は、はい… (しまった、 聞いちゃいけないことだったのかな?) アリュッタ: あの娘、私が料理で世界を 支配しようとしているのを邪魔する、 いやらしい娘なのよね。 簡単に言うと、 ライバル――かしら。 ジャン: ライバルですか? アリュッタ: 本当は、まろんなんて、私の 足元にも及ばないですから、ライバル としては少々足りないのですけれども。 まあでも、 私は優しいですから? 時々、彼女には構ってあげたり なんかしちゃったり…って、いやん。 そんな、まろんと構い構われ、 あんなことやそんなことだなんて――。 あん、もう、そんな、まろんってば! あ、んんあ――っ。 ジャン: あのー、アリュッタさん? アリュッタ: え? あ、コホン。なんでもないわ。 つまり私は、まろんなんか アウトオブ眼中…と、 そういうことなのよ。 ジャン: そうなんですか… *第五回 [#i839ef7e] ジャン: あの、アリュッタさん。 アリュッタさんって、 料理うまいんですか? アリュッタ: ちょっと、失礼なこと聞くわね。 ジャン: そういえば、アリュッタさんの料理、 食べたことないなぁ、って… アリュッタ: 仕方がないわね。 食べさせてあげるわよ。 私の料理は世界級よ。 ジャン: 本当ですか? 嬉しいなぁ! アリュッタ: えーっと、ではさっそく。 用意するものは、牛肉かたまり300g、玉ねぎと キャベツ1/2個、ジャガイモ大2個――。 それからニンニクが少々、サラダ油、 砂糖、塩、こしょう、 サワークリームを適当な感じで――。 ジャン: なにをつくるんですか? アリュッタ: ボルシチよ。 ではまず、材料を 食べやすい大きさに切って――。 …と、調理を始めはしたものの、 面倒なので行程は省略するわ。 ジャン: ――え? アリュッタ: 心配はご無用よ。 完成したものが、ここにあるから。 ジャン: うわ、本当だ! しかも、ほっかほかの出来立て。 アリュッタ: さあ、召し上がれ。 ジャン: ちょっとひっかかるところがあるけど、 とりあえず、いただきまーす! …もぐもぐ、うん。美味しいっ! これは本当に、美味しいです! もぐもぐ、いくらでも お代わりできそうです…っ。 アリュッタ: …… …ぷぷっ! ジャン: …え? どうしたんですか、 アリュッタさん!? アリュッタ: あっははははは! いや、ね、食材が料理を… ぷぷっ! 食べてる――。 食材が、食材が! 食材が――。 もう、ダメ! なんかツボに 入っちゃった、あはははは――。 ジャン: …… ごちそうさま、です――。 *第六回 [#i839ef7e] アリュッタ: あ、こんなとこにいたのね、あなた。 ジャン: なんですか、アリュッタさん? アリュッタ: なんだかあっちの方に、 ジャンさん用の看板があったわよ? ジャン: 僕用の…看板? なんですかそれ? アリュッタ: さあ? 見てきたらどうですか? ジャン: は、はい… よくわからないけど、行ってみますね。 あ、本当だ。 こんなところに看板が。 どれどれ――。 ジャン専用お風呂って 書いてあるけど、あの… 確かに看板の先にはお風呂は あるんですけど、その上に でっかい網があるのが気になるんです。 すごく気になるっ! アリュッタ: (じーーっ) ジャン: はっ! しかも、物陰から アリュッタさんが、 じーっと見張ってるし! これ、あからさまに罠じゃないですか! 絶対にひっかかったりしませんからね! アリュッタ: ――ちっ! *第七回 [#i839ef7e] ジャン: アリュッタさん、アリュッタさん。 アリュッタ: なにかしら? 食材。 ジャン: 食材って、そんな… あ、そんなことよりも、ですね。 あちらの方に、 アリュッタさん専用の看板が あったみたいですよ。 アリュッタ: 私専用の看板…? ははぁん。 それ、あなたが仕込んだんじゃなくて? ジャン (ぎ、ぎくぅっ!) まさかそんな! 僕がこの前の仕返しとばかりに、 罠の看板を仕込むような男に 見えますか!? アリュッタ: 見えるわ。 まあ、でもせっかくだから 見に行ってあげるわね。 そして、罠の完成度の低さを、 思いっきり笑い飛ばしてあげる――。 …あ、あった。 この看板ね。どれどれ。 アリュッタさん専用お風呂 (女の子たくさん入ってます) …ですってッ!? 女の子! これは行かないワケには…っ! あ、あれ? 上から網が…きゃあーっ! ジャン: ふっふっふ。 ひっかかってしまったようですね? アリュッタ: ジャン!? しまった、悔しいっ! ジャン: これで少しは、網を持って追われる者の 気持ちがわかったかと思います… もう、僕を捕まえようとしないって 約束してくれれば、出してあげますけど、 どうします? アリュッタ: 誰が、そんな約束っ! ジャン: …ふっふっふ、それならば、 仕方がない。ちょっとイタズラして 懲らしめる必要がありそうですね――。 アリュッタ: なによ、いやらしい目つきね。 ジャン: いやらしいなんて、とんでもない… さて、まずはその、 柔らかそうな太ももを――。 う、うわぁっ! 火が! 火がっ! アリュッタ: あなた、私が動けないと 思って油断したわね? ふふ、クッキングバーナー、 持ってて良かったわ。 こんな網、簡単に 焼き切っちゃうんだから。 ジャン: ああっ、そんな… アリュッタ: さて、と。形成逆転ね! ジャン: すみませんでした、許してくださーい! アリュッタ: 誰が許すものですかっ! 待てーっ! *第八回 [#i839ef7e] アリュッタ: ふふ、ついに捕まえたわ! ジャン: 捕まってしまいました… アリュッタ: まさか、私がひっかかったのと、 同じ罠で捕らえることができるなんて、 思わなかったわ。 ジャン: うう、自分で考えた罠なのに。 一生の不覚です――。 アリュッタ: この食材をまろんにプレゼントすれば、 喜んでくれるに違いないわよね… そしてきっと、 お礼にあんなことやこんなこと――。 うふふ、いひ。あは――。 ジャン: …あのー、アリュッタさん? ヨダレ出てますけど? アリュッタ: ん、コホン。 いけないいけない、 思わず思ったことが口に… それはさておき、 捕えた食材は、ちゃんと 味見をしなくちゃ、ね。 ジャン: 味見…ですか? アリュッタ: と言っても、少しだけ ペロッと舐める感じだけども。 それじゃ、さっそく。 いただきまーす――。 (ここから妄想キスシーン) あなた、唇がプルプルしてておいしそうよね。 さて、どこから食べちゃおうかしら。 最後まで行ってません、追記お願いします。 (現実) ジャン: (アリュッタさん、 食べるならはやく僕を食べて…) (…ああっ、 まだかな? まだかな?) アリュッタ: …… ジャン: …あれ? どうしたんですか、アリュッタさん? 味見しないんですか? アリュッタ: やっぱり止めたわ。 ジャン: ど、どうしてなんですか? アリュッタ: 生の食材を口にしたら、 きっとお腹を壊してしまうから。 だからまず、 火を通しておこうと思って。 ジャン: 火…を――? アリュッタ: ええ。熱湯の釜でグツグツ煮込むか、 あるいはたき火のなかに放り込んで 丸焼きにするか――。 ジャン: ちょ、ちょっと待ってください! 待って! ダメ! 調理はダメ――っ!
タイムスタンプを変更しない
[[アリュッタ]] #contents *第一回 [#i839ef7e] アリュッタ: あなた、ちょっといい? ジャン: …え? 僕ですか? アリュッタ: そうよ。 あなた、結構まろんと親しそうに してるけど、いったいどういう 関係なのかしら? ジャン: どういうって…仲間、ですけど。 アリュッタさんだって、 今はそうでしょう? アリュッタ: だーかーらー、 そうじゃなくって! ただの仲間にしては、ちょっと 馴れ馴れしくし過ぎるんじゃない? って言ってるの! ジャン: 馴れ馴れしいって、 そんなこと言われても――。 アリュッタ: 私の見立てからすれば、 あなた、究極思考の料理に必要な 食材なんじゃないの? ジャン: 僕が、しょ、食材ッ!? アリュッタ: そうでなければ、 まろんがあなたと 親しくしている理由がないわっ! ジャン: なんでそうなるんですかっ! そもそも、まろんさんは 食材と仲良くするような 人なんですか!? アリュッタ: まろんが「食材だけが友達ですの」って 呟いているのを、さっき聞いたわよ。 ジャン: それはきっと、 比喩的な表現かなにかですって! アリュッタ: ああもうっ! いちいちウルサイわね。 食材が口答えしないっ! ジャン: だから僕は食材じゃ――。 *第二回 [#i839ef7e] アリュッタ: あら、ごきげんよう。食材のジャン。 ジャン: 出会い頭になんなんですか、 そのふたつ名! アリュッタ: じゃあ、割れ鍋のジャンが、いい? ルーナが言ってたけど。 ジャン: どちらも嫌です… アリュッタ: それじゃあやっぱり、 食材のジャンね。はい、決まり。 ジャン: そんな勝手過ぎる――。 アリュッタ: でも――。 確かにあなた、美味しそうよね。 食材というだけあって。 ジャン: え、美味しそう…? アリュッタ: ええ、思わず食べてしまいたいくらい。 その、くちびるとか――(じゅるり) ジャン: あの…念のためにお聞きしますけど、 その「食べたい」っていうのは 比喩的表現ですよね? 比喩的表現だったら僕、 嬉しくてすごくドキドキして しまうんですけど… アリュッタ: 比喩?なにそれ? 私はただ、あなたを食べたい――。 ジャン: うわ、わぁっ、ダメ! 食べないでくださいーーッ! アリュッタ: あ、待って――。 行っちゃったわね… あの食材…確かに美味しそうだけど、 まろんも究極思考の料理に 必要としてるのよね。 捕獲して彼女に プレゼントしてあげたら、 喜ぶかな――(ぽっ) *第三回 [#i839ef7e] アリュッタ: あら、ジャン。こんにちは。 ジャン: アリュッタさん、こんにちは …って、なんですか! その手に持ってるでっかい網は!? 虫取りですか? 魚取りですか? それにしては大きい気がするんですけど。 人間がすっぽり入っちゃいそうな レベルですよね、その網。 アリュッタ: 網…? ああ、これはなんでもないから。 気にしなくていいわよ。 ジャン: 気にしなくていいと言われても、 大き過ぎて気になって しまうんですが… アリュッタ: まあ、そんなことより… よく考えたら、不思議よね。 食材が喋るなんて。 ジャン: あ、あのー。アリュッタさん? 僕のこと、 まだ食材だと思ってたんですか? アリュッタ: まだもなにも、食材でしょうに。 ジャン: ああっ、どうしたら 誤解が解けるんだろう… アリュッタ: …… ジャン: …… アリュッタ: スキアリッ! ジャン: う、うわぁっ! そんな、網を振り回してなにを――っ。 アリュッタ: 決まってるじゃない、 食材を捕獲するのよ! ジャン: うわーっ! やめてくださいーっ! アリュッタ: 逃げるなっ! 待てーーっ! *第四回 [#i839ef7e] ジャン: あ、アリュッタさん。こんにちは… アリュッタ: あら、こんにちは。 ジャン: 今日は網、持ってないんですね? アリュッタ: 私も、暇ではないから。 そんなにいつもいつも、 食材を追いかけていたりはしないわ。 ジャン: そ、そうですか。 どうやら今日は安全日のようですね。 そう言えば、 前から気になってたんですけど… アリュッタ: なにが? ジャン: アリュッタさんと、まろんさんって、 どういう関係なんですか? アリュッタ: ――ッ! まろんですって!? ジャン: は、はい… (しまった、 聞いちゃいけないことだったのかな?) アリュッタ: あの娘、私が料理で世界を 支配しようとしているのを邪魔する、 いやらしい娘なのよね。 簡単に言うと、 ライバル――かしら。 ジャン: ライバルですか? アリュッタ: 本当は、まろんなんて、私の 足元にも及ばないですから、ライバル としては少々足りないのですけれども。 まあでも、 私は優しいですから? 時々、彼女には構ってあげたり なんかしちゃったり…って、いやん。 そんな、まろんと構い構われ、 あんなことやそんなことだなんて――。 あん、もう、そんな、まろんってば! あ、んんあ――っ。 ジャン: あのー、アリュッタさん? アリュッタ: え? あ、コホン。なんでもないわ。 つまり私は、まろんなんか アウトオブ眼中…と、 そういうことなのよ。 ジャン: そうなんですか… *第五回 [#i839ef7e] ジャン: あの、アリュッタさん。 アリュッタさんって、 料理うまいんですか? アリュッタ: ちょっと、失礼なこと聞くわね。 ジャン: そういえば、アリュッタさんの料理、 食べたことないなぁ、って… アリュッタ: 仕方がないわね。 食べさせてあげるわよ。 私の料理は世界級よ。 ジャン: 本当ですか? 嬉しいなぁ! アリュッタ: えーっと、ではさっそく。 用意するものは、牛肉かたまり300g、玉ねぎと キャベツ1/2個、ジャガイモ大2個――。 それからニンニクが少々、サラダ油、 砂糖、塩、こしょう、 サワークリームを適当な感じで――。 ジャン: なにをつくるんですか? アリュッタ: ボルシチよ。 ではまず、材料を 食べやすい大きさに切って――。 …と、調理を始めはしたものの、 面倒なので行程は省略するわ。 ジャン: ――え? アリュッタ: 心配はご無用よ。 完成したものが、ここにあるから。 ジャン: うわ、本当だ! しかも、ほっかほかの出来立て。 アリュッタ: さあ、召し上がれ。 ジャン: ちょっとひっかかるところがあるけど、 とりあえず、いただきまーす! …もぐもぐ、うん。美味しいっ! これは本当に、美味しいです! もぐもぐ、いくらでも お代わりできそうです…っ。 アリュッタ: …… …ぷぷっ! ジャン: …え? どうしたんですか、 アリュッタさん!? アリュッタ: あっははははは! いや、ね、食材が料理を… ぷぷっ! 食べてる――。 食材が、食材が! 食材が――。 もう、ダメ! なんかツボに 入っちゃった、あはははは――。 ジャン: …… ごちそうさま、です――。 *第六回 [#i839ef7e] アリュッタ: あ、こんなとこにいたのね、あなた。 ジャン: なんですか、アリュッタさん? アリュッタ: なんだかあっちの方に、 ジャンさん用の看板があったわよ? ジャン: 僕用の…看板? なんですかそれ? アリュッタ: さあ? 見てきたらどうですか? ジャン: は、はい… よくわからないけど、行ってみますね。 あ、本当だ。 こんなところに看板が。 どれどれ――。 ジャン専用お風呂って 書いてあるけど、あの… 確かに看板の先にはお風呂は あるんですけど、その上に でっかい網があるのが気になるんです。 すごく気になるっ! アリュッタ: (じーーっ) ジャン: はっ! しかも、物陰から アリュッタさんが、 じーっと見張ってるし! これ、あからさまに罠じゃないですか! 絶対にひっかかったりしませんからね! アリュッタ: ――ちっ! *第七回 [#i839ef7e] ジャン: アリュッタさん、アリュッタさん。 アリュッタ: なにかしら? 食材。 ジャン: 食材って、そんな… あ、そんなことよりも、ですね。 あちらの方に、 アリュッタさん専用の看板が あったみたいですよ。 アリュッタ: 私専用の看板…? ははぁん。 それ、あなたが仕込んだんじゃなくて? ジャン (ぎ、ぎくぅっ!) まさかそんな! 僕がこの前の仕返しとばかりに、 罠の看板を仕込むような男に 見えますか!? アリュッタ: 見えるわ。 まあ、でもせっかくだから 見に行ってあげるわね。 そして、罠の完成度の低さを、 思いっきり笑い飛ばしてあげる――。 …あ、あった。 この看板ね。どれどれ。 アリュッタさん専用お風呂 (女の子たくさん入ってます) …ですってッ!? 女の子! これは行かないワケには…っ! あ、あれ? 上から網が…きゃあーっ! ジャン: ふっふっふ。 ひっかかってしまったようですね? アリュッタ: ジャン!? しまった、悔しいっ! ジャン: これで少しは、網を持って追われる者の 気持ちがわかったかと思います… もう、僕を捕まえようとしないって 約束してくれれば、出してあげますけど、 どうします? アリュッタ: 誰が、そんな約束っ! ジャン: …ふっふっふ、それならば、 仕方がない。ちょっとイタズラして 懲らしめる必要がありそうですね――。 アリュッタ: なによ、いやらしい目つきね。 ジャン: いやらしいなんて、とんでもない… さて、まずはその、 柔らかそうな太ももを――。 う、うわぁっ! 火が! 火がっ! アリュッタ: あなた、私が動けないと 思って油断したわね? ふふ、クッキングバーナー、 持ってて良かったわ。 こんな網、簡単に 焼き切っちゃうんだから。 ジャン: ああっ、そんな… アリュッタ: さて、と。形成逆転ね! ジャン: すみませんでした、許してくださーい! アリュッタ: 誰が許すものですかっ! 待てーっ! *第八回 [#i839ef7e] アリュッタ: ふふ、ついに捕まえたわ! ジャン: 捕まってしまいました… アリュッタ: まさか、私がひっかかったのと、 同じ罠で捕らえることができるなんて、 思わなかったわ。 ジャン: うう、自分で考えた罠なのに。 一生の不覚です――。 アリュッタ: この食材をまろんにプレゼントすれば、 喜んでくれるに違いないわよね… そしてきっと、 お礼にあんなことやこんなこと――。 うふふ、いひ。あは――。 ジャン: …あのー、アリュッタさん? ヨダレ出てますけど? アリュッタ: ん、コホン。 いけないいけない、 思わず思ったことが口に… それはさておき、 捕えた食材は、ちゃんと 味見をしなくちゃ、ね。 ジャン: 味見…ですか? アリュッタ: と言っても、少しだけ ペロッと舐める感じだけども。 それじゃ、さっそく。 いただきまーす――。 (ここから妄想キスシーン) あなた、唇がプルプルしてておいしそうよね。 さて、どこから食べちゃおうかしら。 最後まで行ってません、追記お願いします。 (現実) ジャン: (アリュッタさん、 食べるならはやく僕を食べて…) (…ああっ、 まだかな? まだかな?) アリュッタ: …… ジャン: …あれ? どうしたんですか、アリュッタさん? 味見しないんですか? アリュッタ: やっぱり止めたわ。 ジャン: ど、どうしてなんですか? アリュッタ: 生の食材を口にしたら、 きっとお腹を壊してしまうから。 だからまず、 火を通しておこうと思って。 ジャン: 火…を――? アリュッタ: ええ。熱湯の釜でグツグツ煮込むか、 あるいはたき火のなかに放り込んで 丸焼きにするか――。 ジャン: ちょ、ちょっと待ってください! 待って! ダメ! 調理はダメ――っ!
テキスト整形のルールを表示する