世界線理論 †
- 世界線
- 小さな世界線変動なら世界の状態はほぼ変わりない。ある人が生きているとか生きてないとか。(人の生死でのダイバージェンス数値の変化は0.000002程度である)
- 逆に大きな世界線移動では世界は大きく変わる。(0.000000の場合、SERNがディストピアを形成。1.100000の場合、第三次世界大戦が起こる)
- 世界線は無限に存在する。
- 世界線は収束する。つまり、最終的にはある一つの事象に終着する。
- いわゆる"運命"と言われるもの。その世界線ではどうあがいても抗うことはできない決定事項。
- 世界線は干渉し合うことは無い。
- 影響し合った場合、世界線の理論ごと因果律が崩壊する。
- 世界線は無限に存在するが2つ以上の世界線を通ることはない。
- 世界線は無限に存在するが、見かけ上は世界線は一つだけである。α世界線とβ世界線が2つ同時に存在することはない。
- 世界線がレールのように"切り替わる"と想像してくれると尚わかりやすい。
- 世界線移動は認識できない。
- 未来のオカリンが創った「ダイバージェンスメーター」はその世界線の世界線変動率を表示するが、リーディングシュタイナーを強く発現している人物でないと認識できない。
- リーディングシュタイナーは基本的に誰もが微弱ながらも備えているが、大抵の人はそれが別の世界線の記憶だと気付くことが出来ない。
- また、ダイバージェンス数値の小数点6桁以下の世界線移動はオカリンも観測できないし誰でも記憶の継承が可能かもしれないこと。
- 世界線を移動すると世界は再構築される。
- 世界線Aと別の世界線Bが2つ同時に存在し続けることはないのだから世界線Aの過去未来が別の世界線Bの過去未来に再構築される。記憶も同様。
- オカリンはリーディングシュタイナーを持っていたので世界線移動の認識と前の世界線の記憶が継続可能だが、普通は世界線移動は認識できないし別世界線の記憶継承も不可能。
- 作中で定義されるα世界線とβ世界線の間の移動時だけでなく、Dメール送信で世界線のズレ(ダイバージェンス)が発生した際にも世界は再構築されている。
- 未来では多世界解釈や多異次元解釈はありえないと証明されている。
- 阿万音鈴羽が説明してくれた。どういう理論なのかは不明。
主観論 †
- この作品において重要視されるのが 主人公 岡部倫太郎 (オカリン、鳳凰院凶真) の主観によるゲーム進行。
- 主観が1つしかないと仮定するならいろいろな問題の解決にもつながる重要な要素である。
- この主観が1つということで過去のオカリンの行動と未来のオカリンの行動が違っていてもなんらパラドックスには繋がらないと仮説できる。
- また、タイムリープでも微量の世界線移動を起こしていると考えられる。
- オカリンの主観が1つではないと仮定すると起こりうる現象。
- タイムリープを実行してなぜオカリンの主観が2つにならないのか?
- 同じ時間軸上にオカリンが2人いて、タイムリープしたオカリンが違う行動をとって、タイムリープを実行をした時間軸のオカリンに何らかの影響はないのか?
- 時間軸上での過去のオカリンが世界線移動した時の未来のオカリンも世界線移動を観測しないのか?
- オカリンの主観が1つでないと重大なパラドックスが発生してしまう。
- 過去と未来でオカリンの行動が違うというなら多世界解釈につながってしまう。
- また重大なパラドックスの発生につながるようなことがあれば世界は世界線移動をすると考えていい。
- つまり、パラドックスは世界線移動することによって未然に防がれているといっていい。
- このことからも小数点6桁以下の微量の世界線移動は起きていないといけない。
- 起きていると仮定しないとパラドックスのオンパレードになる。
ダイバージェンス(メーター数値)&リーディングシュタイナー †
- ダイバージェンス数値とは、初期α世界線における阿万音鈴羽がやってきた世界線を0.000000とする数値。
- 阿万音鈴羽が言ったように世界線は無限に存在するので小数点6桁以下の世界線は必ず存在する。
- 小数点以下6桁まで表示可能ということからオカリンの観測できる世界線移動の限界は数値に表すと0.000001から、と推測される。
- 上記のことから0.000001以下の世界線移動はオカリンでも観測できないと推測され、オカリン以外でも記憶の継承が出来ると考えられる。
- 小数点以下6桁以下の世界線移動が起きていると仮定するといろいろな問題が解決する。
- Dメールやタイムリープマシンで必ず世界線移動が起こることを裏付けられる。
- オカリンの主観が絶対的に1つということが説明できる。
- True END 時のオカリンが3人にならないことの証明にもなるし、事実、阿万音鈴羽はそうだと言っている。
注) 世界線は微量の変化と世界線は収束するという事項を忘れてはならない。
- リーディングシュタイナーとはオカリンが持つ特殊能力のようなもの。
- 世界線移動を認識でき、前の世界線の記憶も継承が可能。
- ただし、世界線移動により再構築された世界の過去の記憶をオカリンは持っていない。
- 小さすぎる世界線移動(ここでは小数点6桁以下と定義する)はオカリンでも認識することができない、とするテキストも作品中に存在する。(信憑性は薄い)
- るかやフェイリスが他の世界線の記憶を持っていたことから、小さすぎる世界線移動では記憶を失う事がないと推測できる。
- 上記の事実により、ダイバージェンス数値小数点6桁以下の世界線移動では認識は起きないとされ、誰でも記憶の継承が出来ると推測される。
Dメール †
- Dメールは過去ならいくらでも過去に送れる。
- ただし過去の時点で「携帯を所持しているか」が壁となる。
- 作品内ではポケベルにも送ることに成功し世界線の移動が成功した。
- Dメールを送っても世界線は必ず起こるわけではないと仮定する根拠は?
- 世界線移動の時のダイバージェンス数値のムービーを100%信用するならDメールで世界線移動しない時も存在すると推測できる。
- ただし、小数点6桁以下の変動があったと仮定すると上記の推測は破綻するが、この場合は同時に、「オカリンは小数点6桁以下の変動を認識できない」という仮定も含まれるため“Dメールで世界線が移動しない場合があるとオカリンは理解している”というだけ(つまり勘違い)とも考えることができる。ムービーがないのはオカリンの主観によるストーリだからと考えること。
- Dメールを送った時点で世界線は必ず移動していると仮定する根拠は?
- 受信履歴が残っているのに対して送信履歴が必ず残らないため。
- 過去にメールを送った時点で過去改変になっているので観測できないほど小さな世界線移動が起きていると推測できる。つまり、現在と過去でのパラドックス回避のための小さな世界線移動。
- ただし、紅莉栖がオカリンに送った実験Dメールの送信履歴の確認は作中では不可能であること、もしかすると残っている可能性もある。
- ただし、これは小数点6桁以下の世界線移動の仮説がないと成り立たない。
- 上記仮説を崩すと、ダルや助手がDメール送信した事実を覚えているので世界線移動は起きてないとも推測できる。オカリンも世界線移動を観測していない。
- ただし世界線が違うと同じ内容のDメールでも起きる世界線移動のダイバージェンス数値にも変化があると考えること。
- Dメールは世界線をまたいで送信される?
- 初期β世界線から初期α世界線に移動したときにβ線で送った内容のDメールが存在するため。
- これは送ったとする世界線に移動しただけなので世界線をまたいだわけではない。
- つまり、送信して過去に受信して受信者が未来の自分と過去の自分との間にパラドックス的要素が発生した瞬間に世界線移動が観測される。(実際は未来から送信しているので送信完了した時点で移動を認識する)
- 送信した世界線は消えてしまうのだから、Dメールの送信履歴は残らない。
- このことからも推測できるように意味のないDメールを送信しただけでも小さな世界線移動だけは必ず起こると推測できる。
タイムリープマシン †
- タイムリープマシンは同一(オカリンのリーディング・シュタイナーが発動しない程度の差異しかない)世界線上の過去へしかいけない。
- 1回のタイムリープできる時間は48時間。理由※は本作中では解明できていない。未来の綯は「欠陥品」と称していた。
- そのため48時間以上に飛ぶ為には何度もタイムリープしなければならない。
- 当然だがマシンが完成する前の時点から48時間前には跳べない。完成した直後に48時間前に跳ぶ事は可能。
- オカリンの主観は必ず過去に移動している。明確な理由は不明。
- タイムリープマシンでは世界線は必ず移動しない根拠は?
- タイムリープのムービーを100%信用するなら時間の移動だけで世界線は移動しない。
- 作中に世界線移動する時は必ずDメールを使用していることからも推測できる。
- ただし、小数点6桁以下の変動があったと仮定するならば上記の推測は破綻する。
- タイムリープマシンでは世界線は必ず移動する根拠は?
- 世界の内容に違いがある=別の世界線。タイムリープした事で「オカリンが未来の記憶を持っている」という違いが生まれるため、微量だが確実に世界線を移動している。
- オカリンの主観が過去に必ず移動していることから世界線移動が微量ながら起きていると推測もできる。(小数点6桁以下の移動)
- 本物の記憶持っているオカリンの世界線が消えてしまうため、リーディングシュタイナーも観測できない。
- 上記の内容により記憶を飛ばした過去へと必ず視点が動くことも説明がつく。
タイムマシン †
- 物理的に時間移動が可能。つまり肉体(記憶)を持ったまま過去や他の世界線に移動できる。
- タイムリープマシンと同様、同一(オカリンのリーディング・シュタイナーが発動しない程度の差異しかない)世界線上の過去未来しか行けない。
- ただしβ線のタイムマシンは世界線の微妙な変化はある、とバイト戦士が言っていたことからタイムトラベルした瞬間に世界線移動は少なからず必ず起きる。
- 微量の世界線移動が起きないと True END での2回目のタイムトラベルでオカリンが3人にならなければおかしい。実際にはいなかったため微量の世界線移動は起きていたと証明できる。
- この為狙った世界線へは移動できない。また同じ世界線への移動もできない。
- 微量の世界線移動なのだから過去も未来も人の行動も全て、ほぼ全く一緒なのだから時間軸上の移動でも間違っていないし、時間軸移動したかのように見える。
注) 世界線は微量の変化と世界線は収束するという事項を忘れてはならない。
- 劇中に登場する機体の作成者は両世界線の機体とも橋田 至(ダル)である。真の天才は彼なのでは。
ただしα線とβ線でのタイムマシンには作成時の状況のため性能に違いが生じている。
- α世界線のタイムマシン(FG204)
- 一人乗り。ただし鈴羽エンドから推測するに安全の保証はできないが二人乗りは一応可能。
- 製作途中でダルが殺害され未完成だったため過去しか行けない。
- 着地位置に誤差が出る。(バイト戦士が1975年にタイムトラベルしたときに大きな世界線移動は観測されていないので1975年時には特に問題はなかったと捉えるべき。)
- β世界線のタイムマシン(C204)
- 二人乗り。
- 過去、未来、両方行ける。
- 着地位置の誤差が無い。(完璧かは不明だが劇中では「失敗した」と言う描写はない)
- 膨大な局所場移動の計算を省くため同じ場所にしか着地できない。事象の境界線を越えた地点と同じ、すなわち時間と空間の役割の入れ替えを行う装置とも言える。
- またこれらとは別に、α世界線未来のSERNもタイムマシンを所持している(登場はしない)
まとめ †
- 小数点6桁以下の世界線移動は作中で必ずしている
- 辻褄合わせには"とってももってこい"な仮説であり1番信用性もある推測である。
- 実際にタイムマシンでは小さすぎる世界線移動が起きていると語っている。
- タイムトラベルにおいての時間の起源がまったくバラバラでかつ、存在したり存在しなかったりする。
- 1番厄介な論点。考察している方はこの時間の起源で「?」となるような気がします。
- 作中では世界線移動により"なかったこと"にされているので結果的に問題にはなっていない。
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