ストーリー

目つきは悪いがキレイ好き&料理上手の普通の男子高校生・高須竜児は、
ちっちゃいのに凶暴獰猛で“手乗りタイガー”と恐れられる逢坂大河と出会う。
そして彼女の知ってはいけない秘密を知ってしまい──。

いつもニコニコ、超マイペース娘の櫛枝実乃梨。
文武両道、勤勉実直、だけどどこかズレてるメガネ委員長、北村祐作。
そして北村の幼馴染みにしてファッションモデル、顔よしスタイルよし、
外面…よし、の川嶋亜美もからみ、それぞれの恋と戦いがここに幕開けする!

プロローグ

「……ん、……ここは?」
「……! うわぁっ!! こっ、殺され……るぇっ?」
「……な、なんだ鏡かよ。ビビらせんじゃねぇ……って、おうっ!?」
「ま、待てよ……俺は……ッ! おっ、俺は……」
「……俺は?」

12月28日。病室のベッドで目を覚ます竜児。
ベッドサイドの鏡を見た瞬間、まず自分のルックスに驚いてしまう。
……そして気付く。自分の名前も、どういう人間だったかも思い出せない。
そこに見知らぬ小柄な美少女がやってきて、竜児が意識を取り戻したことを喜ぶ。
その少女は立て続けに喋りかけてくるのだが、竜児はそれに1つも答えることが出来ない。
どうやら本当に記憶喪失になってしまったらしい。
竜児は少女に対し、少女の名前はおろか自分自身の名前すら思い出せないことを切り出す。
少女は最初はからかわれていると思ったが、やがてそれを信じ始める。
少女の名前は、タイガー……いや、大河というのだそうだ。

とりあえず医者を呼んでくる、と病室から去ろうとする大河だが、その間際に竜児へ1つの質問を投げかける。
「イブの夜、何があったかも覚えてない?」
覚えてない、とかぶりを振る竜児。「……そう」と呟き、去っていく大河。

果たして竜児は無事に自分の記憶を取り戻すことできるのだろうか……?
はたまた、曖昧な記憶の中、新たな恋愛の道へ発展してしまうのか……!?


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